無職890日目
それから推測というか空想というかに近いことも考えた。以下は無職文系が考えた可能性の話であり、想像の域を出ない話でしかない。その類の話があまり好きでない人は迷わずここでブラウザの「戻る」ボタンを押下するか、ブラウザを閉じて欲しい。また、常と同じく本記事を閲覧された結果如何なる不利益を被られたとしても鯉王は一切の責任を負えないため、閲覧の際は自己責任でお願いしたい。
現行大抵の模試では試行問題をベースに予備校各社が分析の鎬を削り、各問題が作られているはずである。
ただ、バキの名言ではないが模試は何度やっても模試でしかなく、本番ではない訳である。試行問題はあくまで平成30年度の試行問題でしかない訳で、もしかしたら本番は丸っきり異なる形式で出してくる可能性も無いとは言い切れないだろう。
もしも本番クッソ違う形式でいきなり出してきたら受験生という立場からすれば大ブーイングものだろう。しかし私の人生観的には超面白いなと思うだろうし(当日もしそういう場面に直面してそう思う余裕があるかどうかはわからんが)「大学入試センターロックなこと仕掛けてきやがったな」という感じになるだろう。ただまあもしそんなロックを仕掛けてきたら大学入試センターは叩かれること必至だろうが。
ロックな大学入試センターがクッソ違う形式で出題する可能性に思い至ったついでに陰謀論めいたことを考えるようで心苦しいが「『上級国民の子女』のみがアクセス可能な『真の』大学入学共通テストに向けての模擬問題」が存在して、野良受験生は「試行問題をベースにした模試」にしかアクセスできず、本番は真の模擬問題みたいな問題が出題される、みたいなどこの地獄、どこのディストピアだよというような話も考えるには考えた。これが無職890日も続けた野良受験生の空想の中の話ということで完結し、当日試行問題をベースにしたような大学入学共通テストを受験できるのが何よりである。
ただでさえスタートラインすらバラバラで貧困の負の連鎖と格差の拡大の止まらない現代日本である、せめて大学入学共通テストに纏わる前提くらいは皆同じ状態であって欲しい。模試も受けられず、学校は当てにならず、家庭には金がないという苦しい状況の高校生も居るだろう。周囲への恨みつらみも無限に湧いてきそうになるかもしれないが、その全ての負のエネルギーを推進力に変えて強く生きてほしいと切に願う。