第一回自由英作文五番勝負

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長崎大学:高度な記述式問題【サンプル問題】英語

長崎大学は、つくづく受験生フレンドリーな大学であるなと思うことがある。こうやってサンプル問題を公表するあたり慈悲半端ねえなと思う。大学によっては過去問等を公表しないところもあるので、至れり尽くせり感が半端ない。そして普段の自由英作文演習をやっていても高校生が答えやすいような問題設定が多い。

大学の入試情報のページにて令和3年度入学者選抜における高度な記述式問題のサンプルがあったため、早速解いてみることにした。春ごろに「五番勝負やるぜ!」とか言っておきながら今まで引っ張りすぎたのだが、中々良い問題がなかったためである。

実際に解いてみた。

しかし200語程度の自由英作文を書くのは久々である。確か文系大学生時代に英検1級の受験対策をやっていたときに200語ほど毎日書きまくっていたのだが、多分それが私の中での200語最終更新日だろう。その当時の記録によると、大体30分程度で書き上げていたようである。解答時間は40分である、果たして久々に解いたらどうなるのか。

1回目(10月1日):57分、185語

2回目(10月2日):51分、191語

ダメじゃん。

やっぱり勘が鈍るとこうなるか。即堕ち2コマだ。これは自由英作文界の即堕ち2コマに他ならない。

そして何より論理性が自分の目指す論理性ではないのだ。70語程度なら自分の目指す論理性を余すところなく表現できるのだが、200語となるともっと論理性とエッセーっぽさを突き詰めねばなるまい。語ればボロが出るみたいな感覚が一番近いだろうか。

まあ何はともあれ私が作った解答の方向を次項に書いていく。

解答の方向性や雑感

与えられた文章を見るに、若者がスマホ中毒を克服するには色々とやらねばならぬことがあるらしい。それらを帰納的に見て私は「まあこれらをやるには家族相互の会話に基づく理解と配慮がいるよな」と考えたので、スマホ中毒にならないために最も大切なことは家族相互の会話と配慮です、というのを意見の中心に据えることにした。その意見が正しいかとか、そんなもんでスマホ中毒が防げるわけがねえよとかって思うかもしれないが(実際私はそう思った)、そういうのは二の次である。「自分の書ける範囲で論理性を保てる意見」を書くのが一番やりやすいからである。

というわけで「親が幾らルールを決めるとかスマホの使用時間を制限するとかしても、それらが若者のスマホ使用の実態を知らないままだとルール決めの時点でうまくいかないか、ルールを設定してもなあなあになるよな」「親は子供のスマホ使用の目的や用途を知らなさすぎるし、子供は親がスマホ使用についてどう考えているかあんま分かってないよな」みたいな所から、会話によってお互いがお互いの考えや視点に対する理解を深めることがスマホ中毒を防ぐ上で重要だと述べる。(理由単位で考えるならこれが第1の理由で、大体70~80語。この時点で普段書いている量を超える)

そして次に「ルールとか決めるにしても押し付けはよくないよな」「子供にはルールを守らせようとするのに親自身が守っていなかったらよくないよな」「子供側も親の考えを知ろうとする配慮が必要よな」みたいな所から、相互の思いやりや配慮が長時間スマホを見続けることを防止(ひいてはスマホ中毒になる原因の芽を摘める)できるのでスマホ中毒を防ぐうえで重要だと述べる。(理由単位で考えるならこれが第2の理由。大体70~80語)

冒頭でメインとなる意見を述べ、それらを補強する根拠を課題文に即して(るかどうかは分からないが)述べ、現代社会では中々難しいかもしれないけれど、会話と思いやりがスマホ中毒を防ぐうえで重要ですよ、的な文章で締めくくる。間に「こういうニュースがあったが、これは親が子供のスマホ利用をよく知らないがために起こったのである、そのために会話によってそれぞれを知ることが大事」とか何かそういうのを交えて根拠を補強する具体例を入れたりして語数を増やしたりする。これを40分以内にやろうとするなら、割と練習が必要だなと思った。

模範解答を読んで

まず解答の方向性が似ているなと思った。次に、よくある語数の多い自由英作文の書き方である「主張→理由いくつか→結論」型というよりも、エッセーらしさのある文章であるなと思った。課題文を読み、その情報をまとめて盛り込みつつ、説得力のある文章を書ける能力が必要だということだろう。私に必要なのは恐らく200語程度の英文を30分程度で書けるようにする練習だろう。今後語数の多い自由英作文を出題する大学を出願するようになった場合も想定して、そちらの練習も定期的に行うことにする。

勝負判定

時間制限も過ぎているし、何より納得のいく200語が書けなかったので私の負けである。初見でこれを解いたときなんで論理的に200語書けないのかと悔しい思いをしたのでリベンジしたが、いずれにせよ惨敗感が半端ない。

第2回は…

そもそも70語程度の自由英作文で自分の解いたことのないものを探すのが難しいのではないかと思い始めたので、第1回のようにもう語数度外視で訓練できそうな問題を解いていくことにする。第2回は大阪大学医学部医学科学士編入試験の自由英作文を解いていく予定である。まあこんな感じで5回やっていく予定だが、レアだったり難しかったりする問題が5つも転がっているのか謎である。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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