無職1077日目
今日の一言
無事に朝目を覚ますことができたので、朝飯を食いながら準備をする。なんか昨日22時頃に眠りについてから大体2時間おきに目が覚めたような気もしなくもないが、その辺はまあ寝坊することに比べればマシだろう。
予定していたバスに乗り込むと、人はほとんどおらず、バスの到着予定時刻(Google先生曰く)に寸分違わず試験場に到着した。天気はあまりよろしくない。試験場付近で試験室が開場するまで待機していたが、見渡す限りの緑で特に他の受験生は居ない。「これもしかして試験会場に私一人なのではないか?」と(若干テンション高めに)思っていたが、試験室の開場時刻15分前になると続々と高校生や浪人生、親子連れが集まってきた。
午前8時に開場し、ぞろぞろと入室する。割と大きめの講義室が2室用意されていたが、着席している受験生の数は少なく、まさに「歯抜け」の状態となっていた。いや、むしろ抜けが多すぎて我々が抜けの側かもしれないなどと考えたりなどした。しかし、10年ほど前の後期日程でもわりかし歯抜けとなっていたので、これはもう後期試験の風物詩的な何かかもしれない。というか私はずっと後期日程ばっかり受験しているな。今回はわからないが、今のところ一勝一敗という感じである。
試験室に試験官が入室してきたが、試験官の数と受験生の数が同じくらいかと思うほど受験者数が少なかった。
試験の結果及び面接の様相は、また有料記事群として公開する予定であるが、今年の受験は何かとイレギュラーに(良い意味でも悪い意味でも)翻弄されるものだったなというのが、全日程を通して言えることである。
また、昨年の1校、今年の2校と計3校の医学部受験を経たことで、三者三様の面接を経験することになった。再受験生という立場で一般入試の面接を受験した身として面接に関する事柄(質問事項など)も有料記事群としてまとめる予定である。
一連の試験を終え、試験会場から出ると雨が降っていた。バスに揺られて一度宿に戻り、着替えた後観光に繰り出すことにした。
日本の地方都市にはよくあることだが、駅前の風景というのは大体似通ってくるものである。真新しい商業施設に土産物を取りそろえた駅構内の店、コンビニ、謎のモニュメント、チェーン店化したホテル、バスターミナル…。かつてヨーロッパ4ヵ国を一人旅した時に見た各駅・各都市は同じ国の中でも全く毛色が異なっていたので、似通った駅の風景を見ると少し残念な気持ちにもなった。そうして日本の地方都市はコモディティ化が進んでいくのだろうかと思うと同時に、自分の出身地の地方都市駅前よりもバラエティに富んだ今回の受験地の駅前を見て、まだこの県はどうにかできる余地があるのかもしれないと思ったりもした。
駅前の居酒屋で肉類をテイクアウトし、宿で一人晩酌をする。酒も購入したが、一人で一本飲むのもアレなので実家に帰ってから開けようと思った。明日チェックアウトしてから駅で土産を購入し、また電車に揺られたいと思う。