無職1080日目
今日の一言
朝から分籍届を出しに行くことにした。分籍届とは、その名の通り分籍するための届である。現行の戸籍法では、筆頭者と(配偶者と)未婚の子が同一戸籍に記載される。分籍届を出すことで自分を筆頭者とした独立した戸籍を作ることができるのである(この辺はざっくりした説明なので、詳しい説明は戸籍法を見るなり役所に問い合わせるなりして欲しい)。この分籍届は20歳以上の未婚者しか出せない(そりゃまあ結婚すればしたでそれで戸籍を作るなり相手の戸籍に入籍するなりするし、養子縁組で養子になったらそちらに入籍するなりするしな)。つまり鯉王は出せる立場にあるということである。
近所にある支所(まあ役所の本庁の支店みたいなものである)で分籍届の紙を貰い、その場で記入する。我ながら完璧な分籍届の書き方ができたと思う。昔取った杵柄というやつか。これなら元同僚の方も困らないだろう。知らんけど。
ちなみに分籍届では新しく本籍地を設定できる。本籍地として置ける地番は実在する地番である必要があるらしいので、自分にとって思い入れのある博物館の地番にした(勿論自宅住所地とかでも問題はない。そして覚えておかないと戸籍謄本などを取得する際に困ることが多い。自分が本籍を置きたい地番に置けるか否かはこれまた役所の人に問い合わせて欲しい)。
昼前に帰宅し、飯を食って、フリマサービスで売れた品々をコンビニに発送しに行く。これも無職のささやかな収入源である。
結果が出て合格にしろ不合格にしろ金はいるので、こういうところから色々対策していった方が良いなと思った。
今日の一冊
架空の島に生きる人々に焦点を当てた戦闘ものの漫画である。主人公の夫は武器商人だったが策略はめられて殺され、主人公自身も片目を失い、策略を巡らせた人間に赤子である彼女の娘も奪われてしまう。復讐の機会を得るために島の自警団に志願し、夫が組んだ狙撃銃を片手に反乱軍との戦闘で戦場と化した街での戦いを経験する。
国公立二次試験の後期試験明けに読むには内容がクソ重かったので、続巻を読みたいがもうちょっとMP(メンタルポイント)が回復してからにしようと思う。復讐自体は早い段階で終了し、主人公の娘も帰ってくるので主人公が戦闘に参加したのは1巻では1度だけだが、その後も話が続くということは彼女はまた戦場に戻ることになるのだろう。1巻の後半は自警団に焦点が移り、孤立した街の物資の少なさをどうにかするべく動き出す、といった感じだが自警団自体も色々と懸念要素が多い。これが続巻でどうなるのかはわからないが、割と続いているということは歴戦の軍団へと成長していくのだろうか。
注目すべきは詳細な狙撃に関する描写と主人公の強かさ、復讐を成し遂げるためにやるべきことをきっちりやっていくところだろうか。私はやり遂げなければならないことがいくつかあるのだが、どれもきっちりできてねえ気がするのでこの主人公の女性を見習わねばと思った。