今日の一言

7月上旬くらいからiPhoneのバックアップが取れなくなっていたのだが、特にバックアップが取れないからといって困ることはなかったため放置していた。7月上旬と現在で特にバックアップの内容が変わることもなかったためであるし、消えて困るような情報は大体別のサービス(EvernoteやGoogleドライブ、Dropboxなど)に入れているためでもある。

先日iOSを更新した際に問題が解消するやろと思ってこのバックアップ問題を確認したところ、驚愕の事実が判明した。次回作成のバックアップ容量が従前の7倍になっているのである(1GB=1000MBだったっけ?)。そりゃ既存のiCloudストレージじゃ足りなくなるわけだ。

しかし特に心当たりもない。基本的にバックアップ容量は1GBを超えないように管理しているし、一番多いバックアップでもLINEくらいだ(それだって200MBほどだしな)と表示されている。インターネッツの海を漂っても原因も対処法も明示されていない。心当たりがないので解決のしようもない。

仕方なしにAppleに問い合わせをすることにした。

実は3年ほど前にも似たような時期に似たようなことがあり(その頃は先代のiPhoneだったが)、Appleに問い合わせをしたことがある。そしてその時の対応故にAppleにはなるだけ問い合わせをしたくなかったのであるが、万一のこともないとは限らないし、その時に自分でバックアップができなかった分の情報を再度引っ張り出してくるのも手間である。しかもそれが試験当日とかになったら面倒そうだ。

そんなこんなで面倒はあるもののAppleに問い合わせの予約をすることにした。

朝から布団を干し、予約した時間にiPhoneの前にスタンバイする。数分後に着信。電話に出ると、「10分後にかけなおします」のアナウンス。いや、こちとらこの時間でデュエルスタンバイしていたのに巌流島かよと言いたいのをぐっと堪える(いずれにせよ相手はアナウンスだしな)。

10分後電話がかかってきたのでオペレーターの人に事情を話すも、3年前と同じく意図が伝わっていない。まずAppleの対応的に「ウチは悪くない」というポリシーか信念でもあるらしく、「カスタマーの不手際によりバックアップ容量が増えた」という認識をされるのである。クレーマーのジジババから何からと応対してきた歴戦かどうかは微妙な文系社会人だった身である、「怒鳴り散らした人間相手でもわかる説明の仕方」には定評がある(?)。

気を取り直して説明をし、オペレーターの人に納得され、話をするも原因がわからない。「もっとよく知る人に代わりますね」と言われ、その「もっとよく知る人」にも同じことを説明する。Apple IDの英数字も一言一句再度伝えることになった。画面共有もした。しかし原因はわからない。

話の中で「初期化する」という案が出たが、初期化したからといって直るという保証もないし、初期化するのが解決策になるかもわからない(何せ原因不明だしな)。気軽に初期化するって言ったが、iTunesで取ったバックアップでは個々のアプリの中のデータまでは復元できないんじゃないか?となると化学アプリの正誤データとか最早Appleストアに並んですらいないメモアプリの中身とかは無くなるってことだろ?

結局原因を探すために一旦電話を終了し、折り返しで電話をいただくことになった。この間約1時間。クソほど何にもならない時間を過ごしてしまった。

1時間後別の電話に出ていたら電話があったようなので掛け直し、新たに出た別の人に事情を説明する。

「一度iCloudストレージをアップグレードするというのが解決策の一つになります」なんか違う解決策が出てきたな。つまり、特に身に覚えのない事柄に関して普段使いもしない物に130円/月支払うことになるということである。一旦増えた容量でバックアップを取らせれば中身が覗けるので増えた分を削除できるかもしれないからというのが理屈らしい。

しかしその方法を取ったところで100%解決が保証されるわけではない。私が責めに帰される事由を有しているならば130円くらい支払うし他にもストレージを使う目的があるなら130円くらい支払っても問題ないのだが、使いもしないものには支払えない。130円あれば2Lの水が2本買えるしマッチも6箱買える(と先日学んだ)のだ。

取り敢えずバックアップされねば命が脅かされるというわけでもなし(面倒ごとにはなるかもしれないが)、原因不明、解決策なしということで電話を終了した。3年前は2人目の人に説明した時点でエンジニアに繋がり、そこからサクサクと解決したのだが今回はエンジニアに中々リーチできない。コロナ禍の影響か?

また、3年ごとに似たような問題が起こることから考えるに、iPhone本体の寿命である説が濃厚である。前回も夏に問題が起こったため、単に夏場の暑さにiPhoneがやられているだけという可能性もあるが。

昼飯を食ってからメモ類や必要なデータ類は更に外部サービスに移動させ、一度iCloud写真(2GBほどを占めている)を削除し、謎に増えたバックアップを現在のiCloudストレージ上に取らせてみた。130円支払って解決するかどうかもわからない方法に身を委ねるくらいなら、こちらの身を切る方を選ぶぜ。

結果、増えたバックアップをiCloudストレージ上に取らせ、中身を検めた所で一番多いバックアップはLINE(200MBほど)、他は2桁台のMBか中にはKBのものが数十個並ぶだけだった。恐らく現状の総計を見たところで異様にバックアップ容量が増える前の総計とさして変化はないだろう。

一体何なんだ。今日の午後得た結果を元に明日問い合わせをすることも考えたが、どうせ大した解決策は出てこないだろうしなと思うと電話する気力もない。そう困る問題でもない。ただ原因だけはめちゃくちゃ知りたい。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

シェアする