今日の一言

結局昨日はなんだか眠れず日付が変わって午前5時くらいまで起きていたが、次に目が覚めた時には午前10時半だった。

合格発表のサイトを見に行ってもアクセスが集中して大変なことになると思い、暫く放置していた。午前11時ごろにサイトを見に行くと、合格者の受験番号がPDFで掲示されていた。昨年受験した大学はネット出願時のページにログインしてわかる方式だったが、今年受験した大学はそうではないようだ。

案の定、番号は無かった。5人に4人は落ちる試験であるし落ちると確信していたこともあってか、特に悲しみはない。割と前の方の受験番号から、私を含めた後の方の受験番号までごっそり無かったので、かなり落ちていると思われた。

その後2日くらい前から切れていた玄関の電球を外すことにしたのだが、この部屋は天井が割と高いので台か何かに乗る必要があった。

この部屋の中で台の代わりになりそうなものはキャスター付きの椅子しかない。慎重に椅子に乗って電球を外した。廊下と玄関の境目には(当たり前かもしれないが)段差があり、「これで電球交換時にコロコロっと玄関まで行っちまったら受験に落ちるわキャスター付きの椅子の上に立ってコロコロっと行っちまうわでシャレになんねえな」と頭の片隅で考えていた。なんとか恙無く電球を外し終え、電球を見てみると物の見事にフィラメントの所が切れていた。

土曜のコンビニでのATMの引き出し手数料無料時間は午後2時までである。そして、前期が不合格となった私には後期日程しか残されていない。新幹線代をコンビニに支払いに行き、その後近くのホームセンターに寄って電球を探すことにした。

コンビニで新幹線代を払う。残額的にまあなんとかギリギリ後期日程を受験しに行くことはできそうだ。その後はタ◯ミーとかのスポット採用で日銭を稼ぐしかねえ。不用品を売りまくったおかげで試験当日の昼飯もちゃんと食えそうである。

近所のホームセンターに切れた電球を持って行き売り場の方に相談して電球を買う。ついでに2リットルペットボトル飲料水と予備の箱マスクを買っておくことにした。

帰りに再度コンビニに寄り、己の内なる欲求から温かい鶏肉を買うことにした。朝冷蔵庫内を漁っていたら冷凍室でキャベツを切って味をつけたものを発見したのでこれを熱し、鶏肉と一緒に食うという算段である。

電球を恙無く交換してちゃんと点灯することを確認してから(今回もコロコロっと行かずに済んだ)、昼飯を食うことにした。温かい鶏肉はやはりうまいな。

そしてぼんやりと不合格について思いを馳せた。昨年は(今年よりも遥かに不合格に近い身だったにもかかわらず)不合格だとわかってからレトルトカレーをぶちまけ、バイトでやらかし、「これはメンタル的な何かにきているパターンか?」と思わざるを得ないような感じだったが、今年は何もやらかしてない。多分「後期がある」という希望(或いは後期があるが故に金を稼ぐ方向に舵を切れないという絶望)からくるものなのだろう。

そして、これはまた有料記事群で公開する予定の試験当日の記録に書くかもしれないが、自分より幾らか前に座っていた受験生に「この方は受かるだろうな」と思うような人がいた。面接でもハキハキと答え、答案もほぼ埋まっていたからである。しかし今日合格発表のPDFを見ると、ごっそり受験番号がなかった。まあつまりその方も落ちていたということなのだが、「あれだけできる方でも落ちたのだから、私が不合格になってもそれはまあしゃーないな」と考えた。

昨年の今頃は寿司とか握ったりしていたが、今年はまだ希望がある。ファイアーエムブレムのマルス王子だって最後まで諦めるなって言ってたし、『ケンガンアシュラ』のガオラン・ウォンサワットだって「まだ上を目指せる」って言ってたから試験がある限り私は受けに行くと思う。それと同時に、最後の方の試験になるにつれ狭き門となること、この狭き門で入ることができなければ金も底を尽きるのでバイト戦士としてやっていかねばならぬこともリアルな感触を伴ってきた。

それでもまあ可能性があるなら試験を受けに行ってうまいものを食いたい。その試験がどれほどの難関だったとしても。

そんなわけで、私の無職文系珍道中の決着は3月下旬に持ち越しである。

前期日程で合格された方。合格おめでとうございます。皆様の大学生活が充実したものとなるよう願っております。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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