無職303日目
受験しないからといって勉強しなくても良いというわけではないし、三月四月の引越し業者繁忙期を避けるためには二月かゴールデンウィーク明けか六月ごろには引越しをする必要がある。去年の今頃は業務に追われていたな、などと考えつつ今の状況は去年に比べたら幸福だが、去年想定していた今頃の自分の姿を考えると不幸である。それもまあ自分が招いた種であるが。もう来年の受験に向けてのカウントダウンは始まっている。
そんなわけで部屋の断捨離と勉強、不動産業者への連絡を行う。
朝から謎の腹痛に襲われたが、面倒ごとを避けようと思って始めた近所の山登りを敢行する。クッソ寒いが朝日を拝みつつ近所の年寄りを観察するのは案外楽しい。向こうもこちらを見て何か思うところがあるのだろうかと考えつつ引越し先のアルバイトを探す。
家族が出たのを確認して帰宅し、部屋の中から不要な書籍・細々とした雑貨類を全て出してリビングに運ぶ。昨日は「目に見える」箇所に主眼を置いたが、今日はクローゼットの中である。クローゼットの中には文庫本が100冊近く収納され、その他の書籍も割と積まれまくっている感じなのでその中から不要な書籍を余すところなく出品していく。その合間に洗濯物を干し、筋トレを行う。
昼前に炊飯するのを忘れていたため炊飯器のスイッチを入れ、パソコンを立ち上げて不動産業者にメールを送った。
部屋の中がとんでもないことになっているためリビングで理系の科目を着実に進めていく。
途中出品した書籍が売れたとの通知を受けたため、近所のコンビニに梱包資材を買いに出かける。
昨日のブログの抜粋欄にて体脂肪率を捨てる必要があると書いたため(昨年12月より実行してはいるが)家から出るときには必ず階段を使うようにしている。現在マンションの最上階に住んでいるわけだがつまり朝の山登りからコンビニに出かけることまで全て階段の昇り降りが伴うことになる。
これは結構な運動量になるんじゃないかと思う。
家にたどり着き、とりあえず書籍を梱包し終え、その後風呂掃除から洗濯物の取り入れから何から取り込んでいると家族が風邪のために帰ってきた。早い時間じゃねと思っていたら早退けしてきたとのこと。いや平日にそうなるなら土曜にでも病院に行っていた方が良かったのでは?と思ったが何も言うまい。帰宅早々ゲームをおっ始める様子を尻目にとんでもないことになりつつある部屋に引っ込み、他に売れた品々の梱包と読書、今後の予定を立てる。夕過ぎに別の友人に送った今年受験しない旨を書いたLINEに返信があり、「まずは受験したらどうか」とあった。とはいえ点も足りない、年も食ってるとなると受ける前から不合格になるのは明白である。そこで特攻をかけられるほど若くもなければ、資金が有り余っているわけでもない。
風呂上がりぽけっとしていたら別の家族が帰宅した。どうやら「医学部再受験の闇」を見るのにハマったようである。来年「闇」に囚われるのではないか、今と同じ状況になるのではないかと心配なようだが、それについてはわからん、明日だって生きているかわからんのにと返すことしかできない。
そもそも今までも割とな「闇」を乗り越えたりくぐり抜けたり奥の手を使ったり祓ったりしてきたのだ、次の闇も切り裂けないわけがない。
ただ、切り裂くには今のままでは駄目だろうなというのは明白である。
親戚連中の柵を捨て、不要な物々を捨て、脂肪を捨て、故郷を捨て、無駄な思考を捨てなければ闇に飲み込まれてしまうような気がする。
まあ元々根無し草みたいなものなので特に故郷を捨てることは気にしない。
最近閲覧数が増えているようである(それでも80回ほどだが、当ブログの日々の閲覧数的には多い部類に入る)。このブログに何を求めてきたのかはわからない。ただ、深淵をのぞくなら、深淵にものぞかれることになるのではないかと思わなくもない。