陰翳公務員
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公務員神話その1:公務員は定時で帰れる
これは全くの嘘である。2年間の勤務において、定時で帰宅できたのは片手で数えられるほどだった。窓口が閉まってもやるべきことは多々あるし、窓口が開く前からやるべきことも多々ある。ちなみに窓口開庁前の雑務などによるちょっとくらいの早出では給料はつかない。ちゃんと事前に申請してガッツリ早出になる場合はつくらしいが。そして「定時で帰っても叩かれ、残業しても叩かれる」職業である。大抵の仕事はそんなことで叩かれたりしないだろうが、公務員に限っては(しかも教師や警察官、消防士といった特殊公務員でない限りは)叩かれる。定時で帰ろうみたいな風潮になってはきているが、部署によってはそれができなかったりするところもある。
公務員神話その2:研修体制が万全である
これは地方公共団体や各機関によると思われる。私は業務に関する研修は3日も受けていない。それで怒り狂った人間の前に放り出されるのだからたまったものではない。気分的にはレベル2の勇者でろくすっぽ技を覚えていないままゾーマの前に放り出される感じである。
公務員神話その3:窓口に座っているだけで時間が過ぎる
寧ろ窓口は一番やべえと心しておいたほうがいい。例外があるとすればその地方公共団体の管理する博物館や資料館といった建物の受付とかだろうか。まあ今時はそういった窓口の受付の業務は委託されているはずで、基本ヤバい窓口に立つことになるか、窓口の基本の業務も委託(かアルバイトか任期付きの職員)で、ヤバいのが来たら相手することになるかのどちらかである。
時たま「窓口にヤバい人が来た場合の対応方法」みたいな訓練があるが、それがどれくらい役に立つのかは正直なところ疑問である。
公務員神話その4:土日祝日は休みである
部署にもよるがそんなことはない。選挙やらイベントやらで土日に駆り出されることもままある。給料も出る時と出ない時がある。逆に土日祝日の方が忙しいといった部署もある。
土日駆り出された中で面倒だったのが某カードの発行事務である。その仕事は私が携わったメインの業務ではなかったが、色々と後手後手感が否めない制度だなと感じた。
公務員神話その5:パワハラとかなさそう
ある。普通にある。人も亡くなっている。
市職員自殺は公務災害 部下から叱責「いい加減にしろ」|朝日新聞
県職員2人相次ぎ自殺、長時間労働が原因 佐賀県賠償へ|朝日新聞
県職員自殺、遺族が提訴 「過労、パワハラでうつ病」|カナロコ(神奈川新聞社)
「俺の部下で自殺したやつがいる」と自慢げに話す上司…地方公務員のブラックな実態|日刊SPA!
官僚のメンタル休職者は民間の3倍。国会対応、政治家の理不尽に翻弄される|BUSINESS INSIDER
総務官僚、過労自殺か=遺族が公務災害申請|JIJI.COM(時事通信)
県立大職員の自殺は公務災害 福岡、審査会で逆転認定|日本経済新聞
【第46回】 上司の部下に対する指導が典型的なパワハラに相当するものであり、その程度も高いものであったとされた事案|あかるい職場応援団
などと、枚挙に暇がない。昨年の神戸市の教員いじめ問題等にも見られるように、公務員のパワハラは深刻な問題となっているし、私も命を落とす前に辞めることができてよかったと思う。