K◯C風チキンを自作するには?
目次
経緯
まずは本物を知る
取り敢えず本場の「KFCフライドチキン」を食って、目指すべき味を知ることにした。決して私が食べたかったからというわけではない。やはり本場のやつは美味い。メロンソーダにガンガンに合う。ただ、食ってる最中は「熱っ!!」が私の思考の9割方を占めていたので、スパイスの味を記憶してやろうとかそんなんが出てこれなかった。
家で事前に色んなスパイスやハーブを味見しており、それらを単体で食ったときは「こんなんほんまに入っとるか?」と思っていたが、確かになんとなくハーブやスパイスの味がする気がする。骨なしケンタッキー3ピースとポテトのセットだったが、胃もたれMAXとなってしまった。幸いなことに「皮なし骨なしケンタッキー」、「皮あり骨なしケンタッキー」、「衣のみのカケラもついてきた骨なしケンタッキー」の3ピースだったので、それぞれの食感の違いや衣の味わいを知ることができた。それが私の料理に反映されるかどうかはまた別問題であるが。
調理
1.下準備
肉とハーブ・スパイス類の下準備を行う。とはいえ肉は骨付き肉でもなんでもないので特に行う下準備はない(カット済みでない場合は適当な大きさに切る必要がある)。ハーブ・スパイス類と薄力粉は量ってからジップロックコンテナに入れてよく混ぜ合わせておく(これがシーズニングになる)。
2.鶏肉を牛乳と固形コンソメで煮る
鍋に牛乳と固形コンソメを投入し、鶏肉を入れて煮る。圧力鍋があればよかったのかもしれないが、そこは無職文系であるので圧力鍋などというものは持っていない。無職文系が実家から持ってきた調理器具は包丁一本に鍋と深型フライパン、お玉とフライ返し及び炊飯器、計量カップそしてセラミック刃の皮剥き器のみである1 。無いならあるものでどうにかするしかない。
予め適当な大きさにカットされた鶏肉を使用する場合、煮るのにそんなに時間はかからない。鶏肉を煮ながら、3の工程で使うMED液を作ることにした。
3.MED液に浸ける
MED液とは、牛乳と卵を混ぜ合わせた液のことを指すらしい。ボウルに牛乳を注ぎ、卵を割り入れてしっかり混ぜる。そこに先ほど煮た鶏肉をしっかり漬ける。煮終わった後の液体及びMED液は野菜を投入して鶏肉の出汁がしみたスープにする。
4.シーズニングをまぶす
MED液に浸け終わった鶏肉に、1の工程で作ったハーブ・スパイス類を混ぜたもの(SB食品のホームページによるとシーズニングという)をまぶしていく。手軽にやるならジップロックに鶏もも肉を入れて蓋をし、よく振る。余ったシーズニングは、他に揚げ物をする時の衣として扱う。
5.揚げる
深型フライパンに調理用油を注ぎ、熱する。料理に使用する温度計等を持っていないため、「菜箸に小さな泡が沢山付く状態」になったら鶏肉を投入して揚げ始める。揚げ物の調理であるため、火傷や火災といった揚げ物関連の事故が起きないよう注意を払う。また、根城の台所にあるコンロは安全装置がついており、何らかの条件で火が消えてしまうことが多いので、その点にも気をつけつつ、揚げていく。
※揚げ物の調理は火傷や火災等の危険と隣り合わせにあるため、細心の注意を払って行う。調理用の温度計や安全に揚げ物を行うための道具がある場合はそれらを使って行うことを強く推奨する。本稿に書かれた事柄を実行し、何らかの不利益を被ったとしても本ブログ及び執筆者は如何なる責任も負わないため、悪しからずご了承願いたい。
6.完成
キッチンペーパーで余分な油を落とし、出来立てを味わう。
- 炊飯器、計量カップ、包丁、お玉、フライ返し、皮剥き器は一度目の大学生時代からの付き合いでもある [↩]