81日後に無職1000日目を迎える文系

朝から近所の幼稚園かどっかから太鼓の演奏らしきものが聴こえた。勿論曲は「残酷な天使のテーゼ」。近所の幼稚園児たち、多分太鼓の達人の「ふつう」くらいならフルコンできるんじゃなかろうか。というか運動会は終わったのではなかったのか。朝っぱらからご苦労なことである。無職が微妙に眠くてベッドに横たわって布団にくるまりながら有機化学のアプリとかやってるのに幼稚園児たちは健気に先生方の指示に従って太鼓か何かを叩いているのである。ドン、ドン、カッ!ドン、ドン、カッ!!良、良、可!

しかし真に残酷なのは天使のテーゼではなく、人生なのではないか?朝っぱらから先生方のホイッスルや指示に合わせて一心不乱に太鼓を叩く。約20年後社会に出る前には学生時代に打ち込んでいたのは太鼓…ではなくレポートの文字、バイト、サークル、趣味、ボランティア活動、バイトリーダー大量生産アッピールに余念がなくなるし、社会に出たら出たで先方の指示に従ったりしてパソコンのキーボードを叩くことになるのだから、それぐらいの年齢の間くらい伸び伸びしていても問題はないような気がするが。いやそれとももうその年齢から闘争は始まっているのかもしれない。

そして太鼓の音が鳴りやんだかと思えばマイクを通して先生方の声が響く。「前へ倣え、前へ倣え!」「そこでしゃがむ!」我が子の踊る姿を見る親御さん方は可愛いなとか晴れ姿だとか思うのかもしれないが、普段の練習の様子をこうも無関係な近隣住民的視点から知ってしまうと色々と思うところも出てくる。

私がサラダとか蒸し鶏と一緒に白飯を食っている(早めの昼飯)間も練習は続き、前へ倣わされるわけである。ゆとり世代の1人としては幼稚園児やってる時ぐらいのどかに暮らしてほしいものだと思うが、現代においてはそれも難しいのかもしれない。

早ければ小学校受験から戦いが始まることになるわけだし、小1プロブレムに始まり小学校から英語やプログラミングが必修となり学ぶことが増えた中で、更に中学受験を控えている若者もいるだろう。中学校に進学したら進学したで中1ギャップで苦しみ、微妙に面倒な人間関係とかをどうにかやりくりしつつ高校受験を終え高1クライシス。高校に進学したくらいでクライシスと名付けるなよと思ったりもしなくもないが(少なくとも赤道直下で早朝に水浴びチャレンジするくらいがクライシスなのではないか?)、弥生時代かよとツッコミを入れそうなスクールカーストに巻き込まれたり受験に失敗して野猿の群れみたいな高校(今時そんな高校無いだろう)に放り込まれ3年間サファリパークで過ごすことになったりすることも考えると確かにそれはクライシスだ、10数年間気の休まるときなどないのかもしれない。そのどれもにおいて「前へ倣え」がよく出来、「そこでしゃがむ」ことのできた児童・生徒が「優秀」だと見做される戦いが待ち受けているのである。そりゃ幼稚園児くらいから練習がいるのかもしれない。どれにも巻き込まれんかったのでよく知らんけど。なお、それぞれの名称はなんか教免取得のための講義とかで聞いたようなことがあるが、詳しい定義や詳細な説明はこちらのサイトに譲ることにする。

閑話休題。

昼飯を食い終え、近所のファ〇マに受験料を支払いに行く。途中イチョウが等間隔に植わっている道に出たが、その中の一本のイチョウの木の周辺に銀杏の実が大量に落ちていた。銀杏ジャックポット。あんまり嬉しくない。

取り敢えず闇のデュエルの参加料は支払えたので一安心である。

本日の勉強時間:22分

残:970時間36分→970時間14分

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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