今日の一言

朝から根城の中の諸々を整頓し、荷物をまとめて公共交通機関に揺られた。最近じゃこの手の移動がデフォルトになりつつあるので、デカい荷物の取り回しも随分と手慣れてきたものである。

今回は直通で実家最寄りの駅に向かうのではなく、変則的なルートを用いて時間短縮を狙おうと画策していた。ところが線路内車両立ち往生のために変則的な列車に遅延が発生した。割と混雑する車内。密を避けるつもりが密になりつつあった。途中の駅で所謂「高級寝台列車」が停車しているのを見た。私にはしばらく縁のなさそうな列車であった。

そして実家近辺の田舎な地方都市で乗り換えるつもりが、遅延のために乗り換え予定の列車がすでに発車してしまっていた後だった。仕方なくその後の列車を待つ。漸くやってきた列車に乗り込むと、数分して車内放送が流れた。

どうやらこの先で線路内火災か何かが発生したのでこの列車の運行を取りやめるとのこと。次に来た列車は私の実家最寄駅までは向かうが、その先には向かわないものだったので、取りやめになった列車(この列車はこの時間帯には珍しく「その先」に向かえる列車だったが、件の火災か何かが起こったのは「その先」でのことらしかった)の乗客は困惑していた。

暫く運行計画が立たないようで、しかも「その先」にいつ帰れるか不明となるとかなり気の毒だが、私は最寄駅に向かう列車に乗った。奇しくもこれは直通ルートを用いたら乗っていたであろう列車だった。

最寄駅では高級寝台列車が停車していた。高級だろうが何だろうが、こうなってはどうにもならないよな、と妙な安心感を覚えた。

這々の体で実家にたどり着くと、荷物類の消毒の後に昼飯にありつけた。ありがたい。

飯を食ってから再度駅に赴いて新幹線及び特急券の切符を受け取りに行き、ついでに電子マネーのチャージをした。特急券の仔細について駅で尋ねたかったが駅で年寄りが揉めていたのでそのまま帰宅した。

明日は朝早くの出発になるので早々に就寝することにする。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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