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36日後に共通テストを受ける無職文系

~ランチタイムはWeb模試のあとで~

そんな訳で今日は高校時代の友人たちが飲み会に誘ってくれた日であるが、実はまだS台atama+プレ共通テスト(模試)の国語と数学IIBが終わっていない。

昼に北海道から少し早めの帰省をしてきた友人と会う予定があるため、遅くとも9時には家を出る必要があった。

というわけで朝7:40から数学IIBを受験し、間髪入れずに国語を受験した。なんか国語50分くらいで解いた気がする。採点結果や雑感などはまた別の記事で公開する。急いで解いたからか、えらい点数になっていた。国語で150点台とか久々に見る低スコアである。

取り敢えず解き終わったものは解き終わったものなので、荷物を整えて家を出る。普段使わない駅からぶらり電車の旅である。

平日の昼間だったが、人出はまあまあ多かった。徐々に世間は以前の生活に戻りつつあるのかもしれない。私が世間と隔絶されているだけで。

待ち合わせの駅に着くと、どうやら友人の乗った電車が遅れているらしかった。暫し友人を待つ。どうせなら繁華街に出やすい改札口から出てきてもらった方が良いだろうと考えてその改札口で待つとLINEで連絡して既読が付いたが待ち合わせ時間を過ぎても現れないため、LINEを見てみると、5分ほど遅れて到着し、当初の待ち合わせ場所の改札口にいるとのことだった。

そういうところは変わってねえなと思いつつ、当初の待ち合わせ場所の改札口に向かう。空気は冷たいが晴天だった。

かれこれ5年ぶりの再会である(多分)。まあまずはメシでも、ということで昨日電話で聞いていた友人の母上お薦めの中華料理店に向かうことにした。

なぜ中華なのか、なぜ友人の母上はそこをお薦めしているのか、疑問は尽きないがまあそういうところも変わってねえなと思いついていく。

若干迷いながらも辿り着いた先には凡そ「ダチと気軽にメシ」という雰囲気で訪れるのではなさそうな中華料理店が建っていた。

これ談合とかするときに使われる感じの店なんでは?いや談合とかやったことないからわからんけども。

と脳裏に浮かんだが、取り敢えずランチをやっているとのことなので中に入る。

一応普通の中華料理店っぽいメニューがあったのでチャーハンセット的なやつを頼む。テーブルはレイジースーザンではなかった。

取り敢えず5年前から情報を擦り合わせるため、互いの近況を伝えることにした。

友人(本日の記事はこれから複数友人が出てくるので、便宜上彼をTと呼ぶ)は理系の大学院の博士課程を卒業後一般企業に就職し、今年の春まで関東で勤務していたはずだが、何故か今年の春から北海道勤務になったらしい。

しかも北海道といっても札幌やら函館やら小樽やらの一般的な関西人にも馴染みのある都市ではないらしい。少なくとも私は地名をGoogleで調べた。

私は私で、

大学卒業

市役所勤務の後、退職して無職生活

学士編入試験を受けたら合格したっぽい←イマココ

を説明した。同時に、Tも今日来る他の友人達も理系であるため、「理系大学生の生活」について色々尋ねることにした。

Tも他の友人達も合格を祝ってくれたが、私としては何故合格したのかわからんし、ちゃんとついていけるかどうかが不安でもあるためである。

Tは「そんな恐れんでも留年なんかせんって」と言っていたが私としては「ほんまか?」としか思えない。

やってきたエビチリっぽい食い物や何かの唐揚げを食いつつ、話を聞く。

Tが言うには今は工場勤務らしいのだが、シフトがめちゃくちゃらしい。あと職場の上司やら同僚やらが残念過ぎるとのことだった。

何かどっかで聞いたことのある話である(cf:公務員時代の自分)。

他にもいろいろとヤバすぎるエピソードを聞いたが、本ブログをこれ以上闇属性にする訳にはいかないので割愛する。

T曰く「職場にも仕事にもそれぞれにそれぞれなりの闇がある。楽しいだけの仕事は存在しない」とのことであった。これに関しては私も概ね同意する。好きな仕事というものが総じて楽しい仕事や楽な仕事ばかりということはない。本人の望む仕事をしている人の中には「自分が好きな仕事に携われて幸せだ」と言う人がいるが、それは好きな仕事の中にある大変な仕事や難しい仕事、きつい仕事を承知のうえで好きを貫き倒しているからこそ言えるんだろう。

逆に楽しい仕事や楽な仕事でしか金を稼ぎたくないとかって言っている人間を見ると私は「労働エアプ勢か?」などと思ってしまう。

そんなこんなで出てきた料理を全て食い終わり、店を出ることとなった。会計は別でと言おうとしたが、Tが「まあ合格祝いということで」と会計を済ませてしまったため、その厚意に感謝を述べた。

他の友人たちとの待ち合わせ時間まで時間があるため、L〇FTと本屋と文具屋を見て回ることにした。Tが今住む北の大地にはこの手の娯楽があまりないらしい。私もでかい本屋やでかい文具屋を訪れるのは久々である。Tに付き合ってうろうろと見て回ることにした。

しかし都会というやつは平日昼間でも人が多い。いやまあ我々もその「人」の一部ではあるのだけれども。

都会に出てきたついでに私は探しているものがあったのでTに物理ガチャの多く置いてあるところを尋ねる(Tはこの近辺に大学時代よく遊びにきていたらしい)。11月頃からずっと探している「ロードオブザリング」の物理ガチャをこの機会に探そうという魂胆である。

それなら心当たりがあるというTについて更に都会をうろつくと何やらオタクっぽいというかサブカルっぽいというかな一角に辿り着いた。

ざわ…ざわ…

プラモの買い取りやら同人誌の販売やらジャンク品の機械やらの店が入るビル内の至る所に物理ガチャが置いてあったが、「ロードオブザリング」のガチャを見つけることは叶わなかった。

その代わりと言ってはなんだが、『賭博黙示録カイジ』の名言アクリルキーホルダーのガチャガチャが置いてあったので試しに引いてみることにした。

したところ、なんと連続で「人間のクズ・・・!」のアクリルキーホルダーを引いてしまうではないか。これには流石のTも爆笑していた。ガチャの中身が偏っていたにしても連続で10種類あるアクリルキーホルダーの内から2回連続で同じものを引く確率はまあまあ低いと思われる。ムキになった訳ではないが、別の場所で3回目を引くとこれも「人間のクズ・・・!」だったので無駄にざわざわしてしまった。単純計算で1/1000か?無駄に運を使ってしまった感がある。

4度目の正直で「勝つべくして勝つ・・・!」を引いたため、文字通り勝つべくして勝てたようである。Tは利根川を2回くらい引いていた(勿論別種類の利根川である)。

そんなこんなで歩き通していたところ、普段の工場のシフト勤務の不規則さでヘロヘロになっているTが限界そうだったので適当に茶をしばくため喫茶店に入ることにした。

怪しげな(決して不審ではないはず)二人組がサシで向かい合って茶とケーキをしばいている光景、傍から見ればかなりヤバいのではないかと思い、ケーキを食い終わったら出るかと考えていた私に反し、Tは「もう動きたくない…」などと過労のロボットみたいなことを宣っていたので、結局そこで2~3時間くらい過ごすことになった。

とはいえ特に会話が途切れたりすることはなく、高校時代の思い出話とかに花を咲かせることになった。いやこの場合は花が咲いたんじゃないような気もする。

途中Tが「鯉王や別の友人(今日の飲み会には来ないが、鯉王のこともTのことも良く知る友人である)と交流をしだしてからが本当の高校生活だった気がする」というようなことを言っていた。

Tとは同じクラスになることが高校の3年間を通じて一度もなかったが、部室が隣だったので別の友人を通して知り合い、3人で京都に行ったり、高校の最寄り駅近くの繁華街にある王将で飯食ったりしたものである。最近はその別の友人も東海地方に勤務しているため最後に会ったのは私が社会人をやっていた頃だったような気がするが…。

いずれにせよもう高校を卒業して10年近くとなるが、それでもこうして会いに来てくれる友人がいるのは無職である私にとって非常にありがたいことである。

他の友人たちとの待ち合わせ時間の3時間前になったので喫茶店を出て、喫茶店の入る商業施設を見て回る。大学時代の友人へのお礼の品にぴったりなものを見つけたため購入することにした。

そしてどうやらこの時間になってもまだ電車が遅れているらしい。朝とは別の理由なんだろうか?時刻は18時を過ぎた頃、既に退勤していると思われる友人たちから電車が遅れているのでちょっと遅れて着きます、というLINEが届いていた。

日の暮れた街だが人波は途絶えることがなく、心なしか人が増えている気がした。

予約1時間前となったが街を歩き回るにも寒く、Tが色々と限界だったため店に向かうことにする。「もう一歩も歩きたくない」というTの訴えを退けられるほど非情ではないというのもあるし、あまり人の多い場所でうろつき回るのも感染予防の観点からよろしくないと思ったためである。

ただ、予約1時間前である。店からすればクソ迷惑な客になるんだろうななどと頭の片隅で思いながら飲み屋街を歩く。途中で見かけた鯛焼き屋では謎のスイーツなんか何なんかわからんものが売られていた。というかその名称が用いられているであろう言語自体に見当がつかないし、既に忘却の彼方である。ただ、鯛焼き屋の看板に「乳酸球菌配合」と書かれていたのがめちゃくちゃ気になった。

Tもそこが気になっていたらしく(Tは生物系である)、「乳酸菌は分かるが乳酸球菌とは…?」と首をかしげていた。

取り敢えず店に辿り着いたため、今回の飲み会を企画してくれた友人の名前で予約している旨を伝えるも、店側にはそんな情報は無いとのことだった。予約の1時間近く前にやってきて店側の予約情報にない名前を出す二人組、控えめに行ってもややこしい客である。

鯉王「我々二人とも今回予約してくれた友人の旧姓しか知らんよな」

T「そうやな。多分結婚後の姓で予約したんじゃなかろうか」

鯉王「LINEで聞くか」

そう、夕方からの合流組は全員既婚者である。新婚であるにもかかわらず金曜の夜に出てきてもいいのかと思ったが、聞くだけ野暮かもしれんと思って私もTも言い出せずじまいだったのである(というような話を昼間にした)。

鯉王「○○、予約名何になっとる?」

○○(今回企画してくれた友人)「4人」

鯉王「いやそっちではない」

○○「△△か○○かのどっちか」

みたいなやり取りの後、ちゃんと店側に店に通してもらえたのでよしとする。以下、今回企画してくれた○○のことをHと呼ぶ。

それにしても予約時間の40分くらい前である。その時点でテーブルを占拠することになってしまい若干の申し訳なさがある。店内は既に退勤後の社会人の皆さんやら学生の皆さんやらで溢れていた。

そんな中、圧倒的闇属性を放つ我々二人。早くHやもう一人の友人(以下、Nと呼ぶ)が来ねえかなと思っていた所、先にNが来て、その後しばらくしてからHが来た。

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文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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