11日後に共通テストを受ける無職文系

そんな訳で本日帰省することとなったが、まず食器を洗わずに溜め込んでいるのをどうにかする必要がある。

水はクソ冷たかったが、ここで放置して帰るとあとでえらい目にあうこと必至である。インスタントのポタージュを飲んだあと放置していたマグカップを洗う段になり、マグカップの壁面に残っていたポタージュの粒子の攻撃力の高さ故に手の甲をやられることとなってしまった。あいつらクソ硬いな。

その次はゴミ捨てである。ゴミ捨てと同時に持って帰るキャリーケースを今住んでいる所の玄関口まで持って降りる。クソ重い。ゴミを捨て、ダッシュで部屋に戻り他の荷物を持ってまた階段を降りるという新年早々アラサーには厳しい運動をすることとなった。

そのまま公共交通機関に揺られ…とは行かない。乗り換えが複数回待ち受けているのである。しかもこの荷物量。なるべくうまく帰れそうなルートを選びつつ、金も抑えなければならない。

そんなこんなで駅に辿り着いたところ、電車がまあまあ遅れていた。線路内に人が立ち入ったようである。

新年早々クソ迷惑な奴が居るんだなと思いつつ、来た電車に乗る。都会は電車がバンバン来るのでありがたい。

しかし乗った電車もそうそうビュンビュン進むものではない。乗り換え駅は満線状態にあるとアナウンスが響き、乗り換え駅に向かう車内からはホームの端にやたら人が固まっている光景やら線路沿いの道からカメラを構える人やらが見えた。どうも線路内立ち入りの原因は電車撮影系イベントにありそうである。

立ち入り以外にも遅延の理由として車内で急病人も出たとのことだった。これは同路線の別の駅での出来事だったのだろうか。

何とか乗換駅に到着し、更に電車を乗り換える。5分くらい待っていたら、本来ならかなり前に来ていたはずの電車が遅れてやってきた。

急病人で電車が遅れるのは仕方がない。人間いつ病に倒れるかわからないものである。また、立ち入りにしても踏切で車が立ち往生してしまったとか、車椅子の方が踏切を通行中に脱輪してしまったとかならやむを得ない理由なので遅延も致し方ない。ただ、故意の線路内立ち入りは許せんものがある。

ネットによるとどうも線路内に立ち入ったのは所謂「撮り鉄」と呼ばれる人々らしい。線路内に立ち入った人々が逃げ、警察と大捕物を繰り広げたとのことで、更に遅延となったようだった。

勿論「撮り鉄」と呼ばれる人々全員のマナーが悪い訳ではないとは思うが、新年早々に駅にも警察にも乗客にも迷惑となるような行動をするのはいかがなものかと思うし、そうマナーの悪い行為が続けばその人々の本来の目的であるイベントの開催等も行われなくなりかねない。

また、一部に法を犯す人間がいるというだけで「撮り鉄はマナーが悪い」という印象を抱かれやすくなる。

何より警察から逃げるということは悪いことをやってるという認識があるということである。それなら逃げ回らずに神妙にお縄についてほしい。

まあこの「一部のファン悪い問題」は鉄道に限らず他にもある問題ではあるし、「一部の無職の人が法を犯したり、親に金を出してもらって無職をしていたりなどするため無職全体のイメージが悪くなり、結果として法を遵守して一人でやってる無職まで批判に晒される」と無職にも当てはまる問題でもある。そのため、鯉王は「自立型無職」と名乗っているし自立型無職の存在の認知・イメージアップに尽力している。

というか他に自立型無職の人っているのだろうか。イメージアップもクソもねえほど人が少なかったらどうしよう。


電車も都会を過ぎると人も疎らになり、当初の私の戦略であった「人の少ない時間を狙って電車に乗る」も功を奏しつつあった。遅延がなけりゃ都会でもあれほど人はいなかったはずである。

実家最寄駅になんとか辿り着いたのは当初の帰宅予定の30分後であった。

帰宅後荷物を片付け、土産を渡す。母の指示により玄関口に置いてあった10kgの米を台所に運んだ。

いろいろと実家近辺の話を聞く。今のところは全体的に小康状態という感じらしい。それなら特に問題はない。

15時になったので持って帰ってきた土産を親と食っていたところ、急に電話がかかってきた。昨年日本学生支援機構に問い合わせた分の回答が返ってきたようである。

その詳細についてはまた一連のシリーズ記事としたいが一言でまとめると、

「こちとら1回目の大学生の頃からその手の制度は全部調べ尽くしとるんじゃ、お前の5倍は詳しいけんのぉ」

という感じである。

閑話休題。

晩飯前に実家のテレビに私が昨年当てたNintendo Switchを繋ぎ、リングフィットをやる。明日には筋肉痛になっていそうである。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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