無職408日目
今日は友人と会おうと約束していた日である。
流石に手ぶらというのも申し訳ないので近所のケーキ屋でケーキでも買って持って行くことにする。
互いの近況を話し合ったり、馬鹿話をしたりしつつケーキを食う。美味すぎる。
向こうは向こうで大変なようで、こちらもこちらで大変である。だが私は、友人がいずれは大学者になると信じているし、大学者になった暁にはクッソ高い焼肉でも奢ってくれたらなと思っている。ケーキはいわば先行投資だ。
そして向こうもこっちが医者になった暁にはクッソ高いステーキでも奢ってくれねえかなと思っていると言っていた。欲望を忠実に口に出す人間は嫌いじゃない。欲望の種類によるけど。
似た者同士の友人であるが、大学入学時から割とな時間が経っているのでそれなりの戦友に近いものがある。向こうがどう思っているかはわからないが、私は連帯保証人になる以外で、法律に違反せず、生命を脅かさない範囲でヤツの力になりたいと思う。
そんなこんなで人と話さなさすぎてこのまま行ったら色々とまずいんじゃないかと相談すると、またこうして会って話をする機会をちょくちょく作ろうぜという話になった。ありがたい。