無職660日目

朝、センター試験当日と変わらぬ時間に目覚めた。外は暗い。取り敢えず飯を食いに食堂に向かう。腹が減ってはなんとやら。

今日でこの完璧すぎるとろけ具合の温泉卵と熱々のご飯、カリッとした鶏の唐揚げとはお別れかと思うと少し名残惜しい。わらび餅を最後に味わい、部屋に帰ってからアウトプットを敢行した。めっちゃ健康。

暫く何をするでもなく朝日が昇るのを部屋の窓から眺めていたが、8時を過ぎてからチェックアウトに向けて色々と準備することにした。それにしても荷物が多い。明日明後日も筋肉痛に悩まされるだろうか。

9時を過ぎてから銀行関係の諸々を済ませ、格安切符を買う。ついでに薬局で液体絆創膏を購入した。センター試験の2日間で右手のあかぎれがエラいことになっていたためである。特に右手人差し指下の、鉛筆握ったときに突っ張るところが切れていてめちゃくちゃ痛い。

10時40分、やたらと多い荷物を抱えてチェックアウト。這々の体で駅に辿り着き、飲料のペットボトルを降りる駅で捨てるために中身を飲み干す。風が乾いているが、比較的暖かな日である。

家に帰り着き、まずは文系の参考書や問題集などを処分することにした。丁度家の中でバルサンを焚いていたようで、部屋の中のものが別の部屋に移されており家全体がカオスとなっていた。こんな状態で自己採点できるのか?と思い、何はともあれ液体絆創膏を塗ってみるかと指のささくれに塗ってみる。大丈夫そうだったのであかぎれに塗ると、焼けつくような痛み。これ捕虜とか拷問するときのやつじゃねえか(捕虜になったことがないからわからんけど)と考えながら呻く。いやもう呻く以外の何物でもない。

部屋が片付くのを待っていたり、おんぼろなノートパソコン(Windows8に更新しようとしてどうにもならなかったレベルのやつ)が起動するのを待っていたが、全く動かなかったので、ちゃっちゃと採点することにした。センター試験受けるのは楽しいが採点するのは割とダルい。

多分得点の計算とか間違えてたり問題冊子に転記したやつと解答用紙にマークしたやつとで齟齬があったりしなければこうなるという点数が出て、8割は超えていたが9割には届かない点数を見て、自分は昨日想定した選択肢を再び自分の前に引っ張り出すことにした。その頃には部屋は若干片付いていた。

何はともあれ昼飯を食う。流石に2年以上貯金を減らすばかりなのは良くないんじゃないかというのと、昨年より点数は下がっているが全体的に点数が下がっているんじゃないかというのと、取り敢えず予備校各社が出す予想を待とうというのと、箸にも棒にもかからなかった場合どうするのかというのを話し合って、どういう結論かはわからないがスーパー銭湯に行くことになった。

その前に諸々の部屋の片付けを手伝ったり、自分が持って帰ってきた荷物の処分なりなんなりを終える。

平日の昼過ぎ〜夕方のスーパー銭湯は年寄の巣窟だった。全裸ノーメガネで身体を洗い、風呂に浸かる。あかぎれに湯が滲みて痛みに呻く。銭湯の中のテレビでは三文芝居の二時間ドラマと、三文芝居以下の政治の様相が流れていた。久しぶりにテレビ見たな。お年寄りが寒風吹き荒ぶ露天風呂の風呂の外のところで2時間ドラマに割と長い時間見入っていたため、ヤバいんじゃないかと思った。

サウナに入って熱気の中どこかの政治家のなんかのスキャンダルに対してコメンテーターが何か言っていたが、熱気と先行きの見えなさで(ノーメガネだから文字通り先行きが見えないし、私の人生は勿論のことこの国の全体的な将来も先行きが見えない)10分も経たずに出た。

風呂上り、湯当たりの倦怠感に覆われつつマミーを飲む。先のことはわからないが今やるべきことははっきりしているため、取り敢えず今できることをやるという方針で行くことにした。

鯉王

文系社会人を経ての無職。 本業は受験生、副業は無職文系。

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