今日の一言

唐突だが、ここで「ポケモンカードGB」の話をする。鯉王が小学校低学年くらいだった頃、ゲームボーイ全盛期だった。私が手に入れたのはゲームボーイカラーの方だったのだが、このソフトは私が一番最初に遊んだソフトなのである。

名前の通り主人公はポケモンカードで各地のジムとかに戦いを挑み、メダルを8枚揃えてポケモンカードの四天王と戦って勝利し、チャンピオンとなることで伝説のカードを手にするというカードゲーム主体のゲームである。ロケット団とかは存在しないが、度々イベントが起こる。主人公の目的はカードのフルコンプ及び伝説のカードと呼ばれるカードを集めることであり、途中ライバルが邪魔をしてきたりジムにいるボスの手下と闘ったり定期的に開かれる大会で勝ってプロモーションカードを集めたりとやり込み度の高いゲームである。

トレーディングカードゲームであるため、主人公は最初に与えられたデッキを元に、各地のジムのボスや手下と闘うと彼ら彼女らがくれるブースターパックや、カードを交換してくれる人から新たなカードを集め、自分だけのオリジナルデッキを組んで四天王に挑むことになる。

ゲームボーイと侮るなかれ。チュートリアルはあるしグラフィックは凝っているしジムの連中は一癖も二癖もあるし「イマクニ?」っていうヤバそうなヤツはいるしやり込み要素は多い(尚、この「イマクニ?」は当時ポケモン関連の宣伝を行なったりしており、「ポケモン言えるかな?」を歌っていた記憶がある。今調べたらグラフィックデザイナーだと出てきた。ずっと怪しい人だと思っていた)。

結局小学生の頃はチャンピオンになれなかった(メダル7枚くらいまで集めていた気がする)が、中学生の時にクリアした覚えがある。ジムのボスは一癖も二癖もあり、「ポケモンセンターとラッキーとフーディンのダメージスワップのコンボデッキ」「カメックスの雨ごいコンボデッキ」等をかましてきていた(それぞれのジムのボスの名前は開発スタッフの名前から来ているのかなと思われる)。そしてジムのボスも四天王もやたらカードを使いたがる傾向があったため、ボスの約半分と四天王2人、そしてライバル相手に山札切れを起こさせて勝利するという謎の勝ち方をしていた。伝説のカードを手に入れてからは「伝説のサンダー」のみで特攻をかけまくる「ビッグサンダー運任せデッキ」等のネタデッキを作って遊んでいた。

カードゲームから離れて久しいが、カードゲームの醍醐味はやはりデッキ構築にある。デッキが上手く機能するように調整したり必要なカードを集めたりして、自分で構築したデッキで以て闘い、上手く自分の意図を機能させて勝つと喜びもまた一入である。

そんなこんなで普段自分が持ち歩くもののデッキ構築をすることにした。まず定期入れ。これには交通系ICカードと図書館の利用者票が入っている。昨年は図書館に通い詰めていたため無くてはならなかったのだが今年はコロナ禍のため図書館に向かえず、定期入れ自体を使うことがめっきり減ってしまった。加えてこの定期入れ自体を2011〜12年くらいから使っているのでもうかれこれ10年近く同じ定期入れを持っていることになる。流石にボロくなってきた。定期入れにはびょんびょんしたやつ(コイルチェーンという名称らしい)を付けているのだが、アラサーでびょんびょんしたやつはどうよという気分になっているのもまた事実である。文系社会人時代はベルト通す穴が服にあるのが常だったのでびょんびょんしたやつは割と便利だったのだが、無職になってからはびょんびょんしたやつを使わないときも多くなってきたため、この定期入れもそろそろ処分しようかなと思っている。しかしそうなると交通系ICカードや図書館の利用者票をどこに収納するのかという話になる。いちいち財布を取り出すのも面倒であるので、「スマートフォンにカードケースを取り付ける」という方法を今考えている。

財布に関しては昨年春に不慮の事故によって水没した旧財布に代わってmont-bellの財布を使っているのだが、特段困ったことはない。強いて言えば小銭が少し見にくいことだろうか。それでも特に普段の生活に支障はないため、頼もしい存在となっている。

家の鍵に関しては「財布と一緒に持ちたい」という人も居るだろうが、私は分けて持ちたい派である。現在mont-bellのカラビナに家の鍵とビクトリノックスの爪切り及びマルチツール(ペンとハサミと爪やすりとかが一緒になったやつ)、小さなライトをつけているのだが、これが割とジャラジャラして困っている。「だったらライトやマルチツール、爪切りを外せばいいじゃん」と言われそうだが、ライトもマルチツールも爪切りも今までめちゃくちゃ役に立ってきたので持ち歩かないという選択肢はない。特に爪切りなんか試験の休憩時間に爪の逆剥けをちょっと切るときとかに大活躍である。

これら3つに加えてスマホを持っているため、微妙に荷物が多いのである。ミニマリストとかそういうのを目指しているというわけではないが、日々の生活で生じがちなロスを減らすためにももう暫くデッキを調整する日々が続きそうである。幸い今はあまり外出することもないわけであるし。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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