無職1122日目
今日の一言
朝から市役所方面に出向き、転入関係の手続きを済ませることにした。普通の路線バスを使うよりも少し安上がりなコミュニティバスに揺られて一路市役所を目指す。
この市役所は一度公務員試験を受験した際に訪れたことがある。最終面接で落とされたが、まあ他ではできない経験を積むことが出来た謎の試験だったので満足している(その経験が良いものか悪いものかは今のところ判別がつかないが、教育実習と重なって地獄の日々だったことは確かである)。
そんなわけでここに来るのは二度目であった。4月の月曜日ということで窓口は混雑していたが、程なくして番号を呼ばれたので必要書類を渡す。窓口の人は殆どが業務を委託された派遣社員のようだった。流石都会は金があるんだな。
そんなわけで転入の手続きを進め、転入してきたということなので(実際にはそれより前から住んでいたが、住民票を置いたのは今日が初ということになる)、市指定のゴミ袋を貰うなどした。事前登録者プレゼントが豪華すぎる。
そしてバイト先に提出&免許証の住所欄等の更新のために住民票記載事項証明書と住民票を請求することにした。案の定住民票が出来るまでに少し時間がかかるとのことだったので、先に国民健康保険の手続きを済ませることにした。
市役所のロビーでは頻りに特殊詐欺防止のための映像が流されており、そんなに騙される人が多いのかと思うと同時に、そんなに金をポンポン振り込めるだけの財力があるのかと驚いた。詐欺で金を振り込むくらいなら私に寄付してくれ。
国民健康保険の手続きもそう時間がかからずに終了したので(そもそも独り身だし特に何かしらの条件が付くわけでもないし収入もそんなにない)、その足で近くにある図書館に向かい、本を返却ポストに入れることにした。やはり図書館も、図書館が入っている文化ホールも閉館という扱いになっていた。
その後近くにあるメガバンクの支店に向かい、銀行口座を解約することとした。自分が社会人になった時に開設した口座だったので惜しむ気持ちもないではなかった。しかし自分の居住区域周辺にATMも支店も一切存在せず、今後転居する先でも同様の状態である可能性がまあ高そうだったので、ここで畳んでおいて損はないと判断した。残金105円。これのお陰で住民票と住民票記載事項証明書を取得するときの手数料を自分の手持ちの小銭で支払えそうだ。
丁度住民票等を請求できるようになったようなので(都会は進んでいるな)、市役所の窓口に戻り住民票と住民票記載事項証明書を取得する。その後近くの警察署に出向き、免許証の住所欄等の更新を行うことにした。警察署内でも特殊詐欺の被害防止のための映像が延々と流されており(しかも手口を紹介しますとかって言いながら、毎回手口を紹介する手前で終わって映像がループしていたので新手のディストピアかと思った)、どれだけ特殊詐欺に引っ掛かる人が居るんだと思った。まあ私には金が無いので縁のない話だろうと思うが、最近は金の有無にかかわらず狙われることもあると聞く。用心するに越したことはない。
映像の中で、「家族の絆で特殊詐欺を防ごう!」みたいなことを言っていたが、「家族の絆」故に特殊詐欺に引っ掛かるのではないか?と思わなくもない。
特殊詐欺の一例としてよく聞く「オレオレ詐欺」だが、
息子や孫を装った犯人「会社の金を株につぎ込んでしまった」
電話がかかってきた母や祖母「そんなもの自業自得でしょ、自分で払いなさい。払えないなら自己破産ね(電話切る)」
つったら被害も何もなくそのまま終了するはずだが、「家族の絆」故に母や祖母が(ありもしない事件を)解決しようとして特殊詐欺に引っ掛かるのでは?と思うのである。
特殊詐欺に引っ掛かってお金を騙し取られるくらいなら、本ブログを経由して自分の欲しいものをAmaz〇nで購入してほしい、なんなら私が欲しいものリストに載せている商品を購入して贈ってほしいと鯉王は思う訳である。
まあそんなわけで警察での住所等の変更手続きを済ませ、本日私が行うべき手続き類は恙無く終了した。
その後近所のブッ〇オフに出向き、本の類を物色する。たまにメ〇カリよりも安い値段で本を売ってることがあるので「売るならメ〇カリ、買うならブッ〇オフ」という標語を自分の中で考えたりした。
そんなわけで前から欲しいと思っていた本が安かったので購入した。
店内をうろつき漫画を立ち読みし、バスの時間的にも明日の勤務的にもそろそろ切り上げるか、という時間に帰路に就くことにした。というか出掛ける前よりも出掛けた後の方が荷物の重量が増えているのは何なんだ?図書館の本を返却したから軽くなると思ったのが誤算である。ゴミ袋割と貰ったから重いな。あと本を5冊ほど購入したから更に重いな。
帰りもコミュニティバスに乗ることにしたのだが、200円ほどで味わうにはスリリングすぎる道のりとなった。地域的に急な坂道や隘路が多いため、そこらのアトラクションなんか目じゃないほどのアクロバティックな動きを楽しめる。あと運転手のドラテクが半端なく凄い。こんな狭くて急な坂道よく登れるな。坂道や隘路以外にもトラップが多々存在する地域だが、気にすることなく難なく走り抜けるのがこのコミュニティバスである。途中すげえ段差があってバスがバウンドし、後ろの方に座っていた私も同様にバウンドした。臀部で炸裂けた人類ならぬバスの衝撃たるや、「コミュニティバス界の範馬勇次郎」を名乗っても多分誰にも怒られないと思う。
這々の体で帰宅し、床の上に更に増えた本を積み上げる。明日あたり床掃除をしたい気もするが、脱衣所付近の床の埃が気になるので先にそっちをどうにかしてから取り掛かろうと思う。