健闘戦功メルクジ・デ・ソン

読者の諸兄諸姉は「一体なんのこっちゃ」と思われたことだろう。私もである。

家路を急いでいる最中に、一件のメッセージが届いた。

メッセージの送り主曰く、

• O教授の試験は「アカハラ」の可能性があると考えている
• 今回の試験は明らかに授業範囲から逸脱した出題があったテストだと認識しており、それを基に成績評価を実施することは極めて不当な扱いになる可能性（＝アカハラ）があると考える
• 場合によっては、大学のハラスメント委員会に抗議する予定があるが、こういった抗議時に１部の人間の考えだと思われると効果が薄いため、学年内でのエビデンスが欲しい
• １分だけアンケート回答に協力をお願いしたい
• 抗議時は、メッセージの送り主は名前が出るが、アンケート回答者の名前は出さない。あくまで人数として提出する
• アンケート結果は必ず「匿名で人数だけ」を利用し、結果及び利用する資料は提出前に学年全体に共有する

O教授の試験とは、月曜にあったやつである。

自分の感触としては再試験になっただろうなと思うが、言うてアカハラではないだろというのがこのメッセージに対する感想だ。

アンケートに答えるのも面倒なので(何しかログインがいるらしい)、放置した。私にはまだ試験が残っているのだ。

そしてその3時間後くらいに学年LINEに送られてきた「後期が始まってからの学食のイベント企画募集のご案内」が殺伐とした(？)状態の学年LINEに謎のユルさを持ち込み、シュールなタイムラインとなっていた(そして絶妙なパンチラインだった)。個人的にはそのご案内がめちゃくちゃ気になるし、応募したいし、アカハラだか何だかで騒がれている中にそのご案内を送った勇気を尊敬する。

【次ページ：学年LINEに届いた文面の原文】(人名等は伏せてある)