人間関係クソムラ社会

学生生活745日目

今日は1限目から5限目まで授業のある一日だった。

深夜3時くらいまで『バキ』を読んでいたので若干の寝不足感がありつつも、学校に行く支度をする。今日荷物クッソ重いな。

春先のこの季節はなんというか何着たらいいのかさっぱりだな、無職やってた頃は気楽だったのにな1 などと考えていると、女の友人W2 からいきなりLINE電話がかかってきた。

電話口の声は涙声で、かなり泣いていることがわかった。

要点をまとめると、

  • 同じ留年勢のF3 とトラブルがあった
  • 申し訳ないが朝少し早めに来てほしい
  • そして講義室に一緒に入ってほしい

とのことだった。

ぶっちゃけ言うとその時の鯉王の頭ん中ではドリアンと末堂がジェットコースターでグルングルンしてたので、取り敢えず「お、おう」とだけ伝えて支度を済ませ、チャリに跨った。

ただならぬ状況っぽいが、情報が乏しい。確かWはこの週末にWの旧友と旅行に行くとかなんとか言ってたはずである。

大学にたどり着いたのは8:25だった。

なんか自販機で飲み物でも買うかと思い、自販機周辺を彷徨いていると昨年お世話になった麻酔科の先生がいた。

Wは電話口でめちゃくちゃ取り乱した様子だったので、Wが来たら飲み物でも奢るかとブラブラしていると、前居た学年の友人が通りがかった。

Wとも知り合いのため、その友人にWがなんかヤバいことになったらしいと伝えていると、渦中のWが現れた。

取り敢えず飲み物を選んでもらい、手渡す。

憔悴した様子のWに訳を尋ねたら、話が長くなるので昼休みにしてほしいと言われた。

鯉王昼休みはTOEICやりながら飯食う予定だったんだが…

気を取り直して講義室へと入る。

1限、2限とテンポよくこなし、昼飯を買い込んで近くの空き教室に向かう。Wの好きそうな菓子パンも買った。

とまあこの午前中だけで400円くらい使ってしまっている。この大学有数の貧乏学生にとっては大打撃だ。

落ち着いたようなので詳しい話を聞いてみると……

  • WとFは昨年12月から付き合い始めたらしい
  • それが昨夜(日付的には今日になったぐらいとのこと)急に電話が掛かってきて、別れ話になった
  • 別れ話はFから急に切り出され、詳しい説明もなかった
  • Wが説明を求めたところ、Fは「うるさい、黙れ」と吐き捨て、その他にもWはFに様々な暴言を吐かれたとのことだった
  • そしてWは一睡もできないまま今ここに至る

全ての話を聞き終え、私が思ったことはただ一つ。

『いや俺全然関係ないやんけ』

おっと素が出てしまった。

えーと、つまりだな、まあ只でさえ狭い医学部コミュニティの、そこから更に狭い留年コミュニティ(以下留コミュ)の、しかも昨年まではまだ人数の多い留コミュだったのが2留勢が出てきたことによってドブ川みたいになった&上の学年で留することになった多留勢(MAXで4留)が悪魔合体してできた「まるで蠱毒!」の猫の額のような狭さの第3学年留コミュが、この破局?によってエクストリーム毒になったと。

まあ前から鯉王もメンヘラ留年女から鬱LINEが届きまくって辟易していたというのもある(その話はこちらでする予定である)。

というかなんで俺は誰かに依存希望なメンヘラにばっかりモテるんだよ。

閑話休題。

そんなわけで、益々ややこしくなった留コミュである。既に鯉王と留年マスターが構想していた、「誰も零れ落ちない留年コミュニティ」というのからだいぶ大幅にずれてきている気がする4

取り敢えず、私はWに、Fと距離を置くことと、留年マスターにも一旦相談してみたら的な感じの毒にも薬にもならない助言をした。

なぜWが特に取り立てて光る要素の無いFと付き合い始めたのか、とか毎回Wは微妙な男に絡まれとるな、とか色々ツッコミどころはあったが、何でもいいので自分で折り合いをつけて自己完結できる人間になってくれと思うなどした。

午後の授業はクソネミ大魔神(教授)が召喚されたため、全力で眠った。

つか全然TOEICできてないんじゃが…?


  1. 別に今そんなに凝った服装を着ているわけではないが(どうせ夏は全身UNIQLOだ)、今の季節の温度調節が謎なのである。 []
  2. 同時期に入学し、同じく留年した友人。鯉王の6歳下。 []
  3. 一浪して入学した男子学生。一昨年の解剖実習で鯉王と同じ班だった。鯉王達と同時期に留年し、最多落単数のために「キング」と呼ばれている。 []
  4. かくいう留年マスターも無事3留目をキメているが、彼は3年前期は既に単位を取ったらしいので休学するらしい。 []

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

シェアする

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする