無職806日目

今日の一言

宅配便の到着を知らせるチャイムで目を覚ました。半ば覚束ない足取りで受け取り、目脂で若干開きにくい目を瞬かせる。昨日の昼飯以降何も食っておらず、また風呂にも入っていないことを思い起こしつつも自室に戻る道すがら外を見遣ると、パッとしない曇天と静かに降り続く雨が目に入った。

昨夜から今朝方にかけてかなり激しく雨が降っていたらしく、スマートフォンには数時間おきに豪雨を知らせる通知が入っていた。これで何日目となるだろうか。そろそろ晴天が欲しい、主に洗濯事情的に。

特に何をするでもなくメールを確認し、本の散らばった床を見て見ぬ振りをし、梅雨時の籠もった部屋の換気のために窓を開けた。若干青空が覗いており、先程よりも空が明るい。アパートの外の木々の緑は初夏のそれで、蒸し暑い風が部屋に入ってきた。よろしい、ならば洗濯だ。

溜まった洗濯物を洗濯機にぶっ込み、洗剤もついでにぶっ込む。洗濯機はマジで文明の利器である。

丸半日以上胃に何も入れていないので腹が減った。冷蔵庫から開封済みの素麺の束を取り出し、台所の洗っていない食器類を見なかったことにして麺を茹で始めた。然し大した素麺の装備がない。麺つゆ、生姜、そして少し前に作った焦がしネギ油の残り。麺が茹で上がったのでザルにあげ、冷水ですすいで氷をのせる。紙コップに麺つゆと生姜と焦がしネギ油を入れ、氷と共に素麺をぶっ込んで啜った。美味い。美味いが然しこれは素麺なのか。東南アジアの料理っぽい味がするぞ。主にネギ油の風味で。

洗濯物を干す段になると、若干空は曇っていた。風はほぼない。蒸し暑さだけが残る。取り敢えず手早く干して、雨が降りこんできたら取り込もうと決め、今日のノルマにとりかかった。

夕方まで干していたがどうにも雨が降ってきた。慌てて取り込み、ノリと成り行きで風呂場の浴室乾燥機能を使うことにした。これ本当に乾くのか。

タオル類はベランダの一番窓に近い場所に干すことで雨に濡れないようにし、これでひと段落ついたと思った矢先に一つのことに思い当たる。

風呂場に洗濯物干したら、風呂に入れねえ。

明日起きてからシャワーでも浴びるか。

鯉王

文系社会人を経ての無職。 本業は受験生、副業は無職文系。

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