今日の一言

ここ最近米国からのアクセスが増えている。基本海外からのアクセスは「詐欺か!?詐欺なのか!?」と割と警戒する方なのだが(特にアジア圏や中東やアフリカ)、米国以外の国名はないのでその可能性は低いのかなと(インターネット素人的に)思っている。

しかし、日本の深夜にふと見たらアクセスが増えているのである。恐らく米国の現地時間では午前中だろう。ワシントンD.C.を基準として考えると日本時間から-13時間になるので、午前中〜お昼頃のアクセスがあるのだと思われる。

朝からこんな辺境ブログの記事大量に閲覧して大丈夫か?と閲覧者の生産性の著しい低下を懸念する無職文系である。せめて夜に読んだ方が…というか休みの日に読んだ方が良いのではなかろうか。

ただ、閲覧者が日本語話者かどうかも分からないため、日本語で「本ブログを閲覧されることによってあなたの生産性が著しく低下するのではないかと懸念しております(私はそれに対して責任を取れないけどね)」みたいに書いても意味がないのではなかろうかと思ったりしなくもない。

話は大きく変わるが、YouTubeか何かで「環境に文句を言っても仕方がない、どんな環境でも集中できるような能力を身につけよう!」みたいな趣旨の動画を視聴した。タイトルが勉強の集中力に関係するものだったので「おっこれは役に立つか?」と考えて観てみたのだが、観終わってから「う〜ん結局精神論?」みたいに思ってしまった。

これは私個人の意見だが、変えられる環境はバンバン変えた方が良いと思うし、無理に我慢するのはよろしくないと思っている。夜遅くまでのゲームのチャットの五月蠅さ然り、深夜のゴルフ練習の音然り。試験会場でも隣のやつの貧乏揺すりが五月蝿かったら、試験監督に相談するのも手である。あまりに程度の著しい者には注意がなされるらしい(とどっかで読んだことがある)。

「この環境で集中できたのだからどんな環境であっても大丈夫」というのは確かに自信に繋がるだろうが、この世には想像を遥かに超える環境にいきなり曝されることもある(これを「クライシス経験値が上がる」と呼んでいた)。また動画内の話の中で、「『こんなこと想定してない』ということを想定して勉強している人間がいるか?」みたいな話があったが、「それは想像力が乏しすぎるんじゃないか?」とも思った。まあ私も想像力が豊かな方ではないかもしれないが。どっちにしろ想像力乏しくねという話である。「この環境に耐えられるなら大丈夫」というのはその想定を超える環境が来ることを想像していないことになるし、あらゆる事態を想定してその上で現実が想像を超えてくることを想像できないのも想像力の乏しさに繋がるんじゃないかと思う。

かつて母親が英検一級の試験を受けに行き、帰宅してから話してくれたことがあったのだが、「明らかにヤバそうな受験者」がいたのだそうだ。結局試験監督によってその受験者は途中で退室させられたそうだが、「こういうこともあるんやなぁ」と言っていた。私も小学生ながらに「ふーん」と思ったのだが、「試験にやばい奴が来る可能性はある」というのは頭の隅に残されることになった。

これはいつか記事にするかもしれないし記事にしないかもしれないが、中学生の頃は家の中が実に気の休まらない場所であり、集中できる環境云々どころではなかった。自分にとっては試験会場の中の方が余程安心だと思っていたし、「場合によってはホームレス受験生1 になるかもしれん」と想定していた(想定が杞憂に終わって安堵している)。そこまで想定しろとは言わないが、「試験ではまさかと思うようなことだって起こる可能性もある、ある程度のことならば然るべき対処をして変えることもできる」というのは覚えておいても問題はないと思われる。

センター試験の受験上の注意には鉛筆削りに関する但し書きがあり、ナイフ類は不可であると書かれている。その点からも大体察しがつくものもある。高校生の頃それを目にした時、「センター試験作ってるお偉いさんはそこまで想定してんのか」と妙に感嘆した覚えもある。

19の時に他の高校から浪人になった人と会う機会があり、「Youは何しに日本へ」ならぬ「Youはどうして浪人へ」みたいな話をしたことがあったのだが、「センター試験の最中、後ろの席の人がいきなりリバースした」という話を聞いて「それは災難やったな」となったのだが、「まあ試験に緊張してそうなることもなくはないな」と思ったりもした。他にも予備校の講師の方が自分が受験生の時に机が斜めのタイプの部屋2 に当たり、鉛筆やらなんやらが軒並み転がって大変だったという話も聞いたりした。

そして自分が大学一年の頃、教職の何かの講義の前期期末試験の日である。やたら大学構内がざわざわしており「まあ試験やしな」と思っていた所、たまたま帰りがけの同期に会った。なんか騒がしくね?と言った所、「大学構内に通り魔が出てまだ捕まってないらしい」という話が同期の口から出て我が耳を疑った。ニュースにもなっとるしヘリコプターも飛んどるらしいとのことだった。取り敢えず試験の行われる部屋に向かうと、何食わぬ顔で教授が試験の準備をしており、「何があろうと試験は実施します」的なことを言っていた。試験を受けずに帰っていった人も何人か居たが、変に大学構内を歩いて帰るよりも試験室で試験をしていたほうが安全だろうと思い(何より単位がいるのだ)、そのまま試験を受けた。あれは一体何だったのか、真相は定かではない。当時入学してまだ半年も経っていなかった私は「これが大学ってやつの醍醐味だな!ヒューッ」とかって考えていたので、今も昔もそういう所は変わらんなと自分でも思う。

あまり思考を制限せずに、それでも現実は想像の斜め上を超えてくることも承知の上で試験を受けたいものである。

  1. 鯉王が中学生だった当時、「ホームレス中学生」というドラマが流行していた。 []
  2. 大学の講義室の中には往々にしてこのタイプのものもある []

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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