今日の一言

日付が変わってから眠りについた。

鯉王は基本的には夢を見ないのだが、冬場は比較的夢を見ることが多い。

今日見た夢は自分が大学生になっており、食堂かどっかで女子学生と喋りながら飯を食ってる夢だった。

今年の4月には大学に入学するわけなのでまあ今後見られる光景ではあるだろう。これぐらいならよくある夢、よくある話である。

しかしこれだけで終わらないのが鯉王の夢の中である。

夢の中では我々(と称していいのかはわからないが兎に角私と女子学生の二人である)の向かいに昨日試験会場で見たような老人が向かいに座っており、延々とマウント自語りを続けていたのである。

女子学生はちょっと引いており、私はというと内心で「クソめんどくせえな」と考えていた。マウント自語りおじ(い)さんは前職でもたびたびエンカウントしていたが、これは流石にタチが悪い。

「悪夢だな…」と呟いたところで目が覚めた。もしかしたら寝言になっていたかもしれない。今だからこそ夢だと判明しているが、寝起きは「え?さっきの夢やったん?現実じゃないんか??」みたいに若干混乱していた。取り敢えず目覚めてからも「悪夢だな…」と呟いておいた。時刻は午前6時。のそのそと起き上がり、服を着替える。今日はまあまあやることが多い。

まず駅の売店で新聞を買ってきて共通テストの自己採点をする必要がある1 。でもってここ数日の顔の乾燥が尋常でないので行きつけの皮膚科に行き、不要な教材類の全てを売り払うべく某フリマアプリに出品する必要がある。

しかしクッソ寒いんだよな〜ッ!

とダラダラしていたら親に「さっさと新聞買ってこいよ」と言われた。去年もこんな展開見たぞ。

風は身を切るように冷たく、朝日は遠かった。駅のコンビニでは「駅のセブ◯レのドン」みたいな感じの老婆がレジに立っていた。新聞のついでに焼きチーズタルトクッキーを買い、駅から家までの帰り道で食うことにした。うまい。

駅ではちょうど通学時間だったようで高校生が駅の改札に向かって歩いているのを見た。もしかしたらこの高校生も昨日共通テストを受けていたかもしれない。共通テストの次の日に学校行くの偉いぞ。私は今から家に帰って採点だけどな!

偉いなと思っていたけども自分もかつてはセンター試験の次の日に普通に登校していたことを思い出した。滅多に雪の降らない地域であるのにもかかわらず翌日は路面に若干雪が積もっており、チャリで停車時に急にドリフトかますヤツになってしまったのも思い出した。そしてそれを面白そうに見ていた近所の中高一貫校の男子生徒にガン飛ばしていると彼が滑って転倒していたのも思い出した。要するに皆雪に慣れていない。

帰宅し、朝飯を食う。一人暮らしではなかなか朝飯にありつけないので感謝して飯を食う。というか今我が根城には死ぬほど食糧がない。正確には食糧を買い込む金があまりない。なんといってもこの2週間ほど一切稼いでいないためである。

でもまあ試験が受けられたので金の無さには目を瞑ろう。多分去年11月みたいに水道料金が払えないほどヤバいということはないはずである。

飯を食った後の私には二つの選択肢がある。

  1. 共通テストの採点をしてから皮膚科に行く
  2. 皮膚科に行ってから共通テストの採点をする

診察の予約がネットからできるタイプの皮膚科ではあるものの、「17日の11:00からでオナシャス」系のWeb予約方式ではなく、「今予約したから〇〇番な。現在★★番の診察で、あと△△分後に順番回ってくるで」系のWeb予約方式であるので時間が読めないのである。

更に、その皮膚科は電車に飛び乗って一駅+徒歩15分程度の距離にあるため、移動にまあまあな時間がかかるのである。Webで予約しても10分前だか15分前だかに辿り着けていなければアウトだし、電車の本数もそんなに無い。都会の人からすれば「電車で一駅ったって歩いて10分〜20分くらいでしょ?」と思うかもしれないが、田舎はそうはいかないのである。歩きだと最低でも30分はかかる。

つまり、Web予約で番号をとり、その番号の順番が回ってくるまでに電車と徒歩で辿り着いた上で窓口でのやり取りを終わらせる必要がある。しかしWeb予約の番号を好きな時間には取れないし、縦しんば予約を取れたところで電車がその時間にうまく合うかどうかは不明である。

なんとややこしいことか。と嘆いていると、

「取り敢えず現在の予約状況とかを見て予測を立ててから採点終わらせてその時点で乗れる電車に乗って行けば?」

要はさっさと採点を終わらせてどっか行くなら行って欲しいという親からの叱咤激励(?)を受けたのでさっさと採点を終わらせることにした。これも昨年見たような展開である。

取り敢えず昨日の新聞と今日の新聞を引っ張り出してきて、自己採点をすることにした。

自己採点結果の詳細についてはこちらの記事に記しているが、採点中の独り言をここに抜粋する。

うひょ〜っほほーっ

2022年実施の共通テスト自己採点中の鯉王の独り言①(勘で書いた答えが奇跡的に合っていた時)

これ英語力を測る試験じゃねえな?

2022年実施の共通テスト自己採点中の鯉王の独り言②(英語リーディングで情報の見落としにより満点を逃した時)

分母と分子全部逆やん

2022年実施の共通テスト自己採点中の鯉王の独り言③(数学の自己採点時)

ちっくしょー割に合わねえな!

2022年実施の共通テスト自己採点中の鯉王の独り言④(散々迷ってマークした選択肢とは逆のやつが正解だった時)

まあそんなこんなで採点を終え、英語連覇ならずに一頻り悔しがった後、電車の時間を調べ、皮膚科の現在の予約状況をWebで見た。どうやらこの皮膚科には珍しいことに待ち時間が短い。いやこの場合は少し長い方が良かったのだが…。

取り敢えず電車も丁度良く乗れそうな時間にあったので、電車で皮膚科最寄り駅まで向かってから予約を取ることにした。

曇天の下、駅からの道を歩きながら予約をとる。というか思ったより駅から距離あるなこの皮膚科。昔はもっと近いような感じがしたが気のせいかもしれない。そしてこういう時に限って待ち時間15分とかになっていやがる。取り敢えず急ぎで向かうことにした。なんかアンケートかなんか知らないが、予約を取った後「患者様の情報を知りたいです!」ってな感じで人の職業やらなんやらを聞き出してきた。クソややこしい上にその辺のクリニックにその辺の個人情報をお伝えする義務もクソも無いため、そのままブラウザを閉じた。いや肌トラブルとか聞かれましても、トラブってなかったら皮膚科の世話にはならんのでは?

這々の体でたどり着き、紙で問診票を書く。やはりアナログが一番やりやすいぞ。

でもってしばらく待つかと思いきや待合室の椅子に腰を下ろして本のページを開いたところで呼び出されることとなった。診察室にはいつものおじさんの皮膚科医の方ではなく、女性の皮膚科医の方が居た(ホームページによると、非常勤で来られているらしい)。

先生「どうされましたー?」

鯉王「数日前から口の周りが妙に赤みを帯びてカサカサしておりまして、痛みと熱っぽさがあります」

鯉王心の声「触診とかあるかもしれんなー?でもコロナやしなー」

先生「あ、乾燥ですねー」(そして漂う診察終了の雰囲気)

鯉王心の声「えっ終わりなん?もうちょっと原因とか対策とか無い感じなん?」

鯉王「食べ物のアレルギーとかでは無い感じですか?あと薬とかは…」

先生「そうですねー、アレルギーとかでは無いですー。保湿液と、赤みを抑える塗り薬を処方しておきます」

鯉王「ありがとうございます。あと、脂漏性皮膚炎が再発しまして…」

先生「ではそちらも前回と同じ薬を出しておきますねー」

終了。

診察時間約3分。

これは鯉王が粘らなかったら最初の「乾燥ですねー」で終わっていたんじゃなかろうか。危うく片道30分通院の5分待ちの5秒診療になるところだった。

会計も自動支払い機ですぐさま終わり、電車の時間を見ると処方された薬を隣の薬局で受け取ってギリ間に合うかどうかという感じだった。

隣の薬局で処方された薬を受け取り代金を支払い(薬は少し多めに処方されていた)、再びダッシュで駅に向かう。一昨日から老体に鞭打って試験していたのである、試験翌日くらいゆっくりしたいものだがそうはいかないようだ。

なんとか30分だか1時間だかに一本の電車に間に合い、家に帰り着いた。

帰宅後は某フリマアプリに売れそうなものを出品していた。

なんというかなかなかに密度の濃い日であった。

  1. 昨年より実家では新聞を取っていないらしい。また、なんか採点ミスを起こしそうなのでWebで自己採点をする系はやっていない。 []

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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