無職92日目
朝4時ごろに急に目が覚めた。そのまま6時過ぎまで二度寝する。
二度目に起きた時、昨日感じていた身体の至る所の痛みが少しマシになっていることに気がついた。
とはいえそれでも身体が何となく怠いことに変わりはないので、再び宿についている温泉に入る。
朝風呂ということで貸切状態だった。
熱すぎる風呂に浸かり、全身からやる気が抜け出ていくのを肌で感じつつ、朝食や神事への参加に備えて部屋を片付ける。
朝食は和食だったが「こんなに朝から食えねえよ」と思うほどの量だった。
また、白米が小さめの釜に入って出てきたのだが、釜の内側にご飯が若干βデンプン化して付きまくっていたのでかなり取るのに苦労した。内側に残ってしまったので環境に宜しくない感じだなと思った。
朝食後チェックアウトをし、宿に荷物を預かってもらうとまた山頂の神社目指して山登りである。
昨日の疲れが温泉で若干癒されているからか、山登りは昨日よりスムーズにいったと思う。それでも昨日と同じく謎に山々しい道のりだったが。
山頂の神社にたどり着き、神事を眺めつつ祈祷してもらうことにする。
割と祈祷がしっかりしていたことに驚きつつ、ここまで神仏の力頼りまくってそれで不合格になったら色々と神仏に申し訳ないなと思った。
宿に帰り、人里(?)に戻るバスを待つ。1時間くらい待っていたが、その間専ら読書をしていた。
バスに乗り人里に戻ると、なんか俗世に戻ってきた感が半端なかった。
そのまま俗世で昼飯を食い、家に帰りついてからは部屋の諸々を片付けつつ読書の続きをした。
今日から7月かと思うと同時に、山(というか神社)で頂いた箸に「天王山」と書かれており、無職の天王山及び受験の天王山が近付いてきたなと焦燥と共に感じた。