無職567日目
須磨区小学校教員に対するいじめはもはやいじめではなく犯罪である。まあ基本学校とは「いじめてはいけません」とかってほざく奴が思いっきり同僚をいじめていたりするため(しかも年功序列による権力構造が働きやすく、首のすげ変わり易い校長よりも一部の教員が権力を握って牛耳るなどのことが起きやすい)、「どの口が言うか」みたいなツッコミが入りやすい。学校に限らず社会では大人は平然といじめやら犯罪やらパワハラやらなんやらやり通した挙句被害者に全ての責任を負わせることがままあるので、そらまあいじめはなくならんわなと思ったりもする。子供の世界は大人の社会の縮図。
姫路市での教育実習生に対するパワハラに関してだが、どうやらその教育実習生は英語を担当していたようである。私も一度目の大学生活の最後の方で教育実習に出かけ、英語の教員免許(中学・高校)を取ることになったのだが、それはもう怒濤の3週間を過ごした(中学の免許も取る場合は3週間の実習が義務付けられる)。片道チャリで30分ほどかかる道のりを23:00ごろに爆走しながら「あのババアマジで絶対いつかぶん殴る」みたいなことを叫んでいた。当時は平日は教育実習、土曜は民間の就職活動、日曜は公務員試験と3つ同時並行で行っていたが、平日は指導教員に対する殺意マシマシで過ごしていた。大体「罫線」のことを「らせん」って呼ぶとかバカかよ。まともに指導もせずに定時でさっさと帰りやがる上に美術部の顧問(楽しようとする教師の典型)で挙句「人間としてなってない」とか「5分で見たことを記憶してその通りに授業できないとか終わってる」とかなんとか言いやがって。5分で50分の授業を見た通りに記憶できんなら(しかも脳の無いてめえの補助しながら)東大主席合格しとるわ。
同時期に教育実習していた教育大の人(音楽)と私学女子大(当時調べたらなんか恐ろしい偏差値が出てきた)の人(国語)の担当していた授業数の2倍くらいの授業受け持たされていた上に、事前に授業を見せてもらえることもなく当日初見コピーはキツかった。無事免許を取れたのは多分大学のおかげ。
閑話休題。
この時の出来事がきっかけで「いついかなる時でも権力構造が存在する場合は録音しておくこと、存在しなくても録音しておくこと」というめちゃくちゃ大事な教訓を得た。これセンター英語の第5問とかで採用されてもいい感じの話じゃね?
確か姫路市は高校は個別で教育実習の申し込みだが、中学は市全体で一括して申し込みをした後に個々の学校に振り分けられるはずである(大学での説明会でそんな感じの話を聞いたのを思い出した)。今回パワハラを受けた教育実習生は運悪く{なのか、振り分け時に圧力をかけて楽な学校にすることの出来る(可能かどうかは知らないが)力を持たなかったのかわからないが}パワハラ教師に当たってしまい、大変な目に遭ったことは数年前の自分の経験からも同情を禁じ得ず、またパワハラを行なったとされる(現時点では事実関係を確認中らしいが)教師に対する怒りを覚えずにはいられない。
親曰く、「英語科は闇が深い」とのことであり、実際自分も闇の一端に触れたのだが、当該実習生がその闇を祓って教師の道に歩むのか、闇を取り込んでパワーアップして別の道に進むのかはわからないが、その前途に幸多きことを願う。あと今回の兵庫県での様々な事案を契機として、数多くの闇へと葬り去られた教員に関する問題が明るみとなり、学校・教育現場での労働に光がさすことを願うばかりである。
そして私は闇を取り込んでパワーアップ(?)したので、「たとえ死んで生き返っても教員にはならないぞ」と固く心に誓い、今無職をやっている。
あの当時の死線に比べたら、今って割と天国に近い生活なんだよな。
勉強だけしていればいいんだもの。
あの私学女子大の人、教育実習で「センター試験の点数だけで志望先選んだあなたと違うんでね」みたいなことを私に言ってきたが、そもそも私は18,9の頃に試験の点数だけで志望先選ぶような小手先の技が使える人間とはお世辞にもいえないものでね(今も使えるとは言い難い)。
皆が君と同じ価値観ではないというのを学ばないまま教員になられたのかどうかはわからないが、何はともあれ立派な教師として活躍して欲しいと祈るばかりである。