無職829日目

今日の一言

相変わらずの雨である。時間帯によっては嵐っぽかったり曇りっぽかったりもした。そして、雨であること以上に今日は図書館で借りていた本の返却期日である。私の借りていた本には予約が入っており、つまるところ今日返さねばならぬということであった。この雨の中。

ついでに他にも借りていた本で今後しばらく読まなさそうな本も返すことにした。一冊のためだけにこの空の下20分も歩くのは割に合わないためである。タイトルで借りた「ジャケ借り」だったが、目次を見てみるとどうも興味がわかなかったためである(セールスや顧客管理に関する話が並んでいた)。

そんなこんなで雨の弱まる時間帯を見計らって図書館に向かった。この図書館は昨年ほぼ毎日のように通っていた図書館とは丁度反対の方角にある図書館である。山の傾斜的には昨年通いまくっていた図書館の方がきついため比較的楽なのだが、距離が面倒くさすぎる。

湿度マシマシの中図書館に辿り着き、ブックポストが開いていれば返却するだけなのでそのまま返して帰ろうと思っていたところブックポストが開いていなかったのでしぶしぶ図書館の中に入って返却手続きをした。

帰りは雨が若干強くなっていたので急いで帰宅した。帰宅後に昼飯を食い、ついでに持ってる本で売るかどうか迷っていた本をフリマサービスに出品することにした。

今日の一冊

この本を購入したのは確か一度目の大学生活で、本を3冊まとめて買ったら15%offの日だったと思う。2冊は前から買おうと思っていたのですんなり決められたのだが、残り1冊で特に「これは」といった本がなかったのである。今日の一冊はその「残り1冊」の本である。購入した当時は著者名を見ても「ああ、お医者さんか」としか思わなかったのだが、今改めて著者名を見ると新型コロナウイルス感染の初期において大いに世間を賑わせた(らしい)ダイヤモンド・プリンセス号に乗船した医師である。

【全文】「ものすごい悲惨な状態で、心の底から怖い」ダイヤモンド・プリンセスに乗り込んだ医師が告発動画 |Yahooニュース:リンク先はYahooニュースだが、記事の大元はBuzzFeed Japanのようである。

クルーズ船対応告発の動画削除 専門医「迷惑をおわび」|日本経済新聞

この方の行動の賛否は置いておくとしても、「医師としての多忙な生活の中でどう時間を使っているのか?」については興味があったので読み進めることにしたのだが1章の途中で読み進める気力がなくなってきた。念のため断っておくが、私は筆者の信奉者でもなければ敵対者でもない。今風に言うならば信者でもアンチでもない、ただの一介の本を買った人である。

まず、この本が役に立つ(可能性が高い)のは「広い自己裁量権を持つ仕事に従事している人」だと思う。所謂ホワイト・カラーの上の方だ。

気分がノッている仕事を選択すれば、すいすいと手早く快適に仕事にのめり込めます。すいすい仕事をすれば、その仕事は速く終わります。

『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』
岩田健太郎著 82p

そりゃそうだ。だが現代社会において「気分がノッている仕事」をその時々で選んで出来る立場にある人間なんてのはほんの一握りなのではないか?(と無職の人間が言ってみる)

コンビニのアルバイトで「今気分がノッてないから弁当温めるの後回しにしますね」とか言おうものなら色々と修羅場になるのは目に見えている。役所の窓口で「今気分がノッてるので住民票出しまくりますね」とかって言われても困るだろう。

著者もその辺理解している(のかどうかはわからないが)らしく、それぞれに合ったスタイルやパターンを構築して欲しいといったような旨も書かれていたので上記の私のツッコミは屁理屈でしかないのかもしれない。しかし確かにこの本は著者の意図した通り他の本とは一線を画しているな、と斜め右上30°くらいから思い知らされることになった。

1章は時間を削り取ったり作ったりすることに焦点が置かれており、数ページで1つの話題がちょくちょく続いているのだが、特に「時間を削り取っている」感がない。Amazonのレビューで誰かが書いていたのである程度覚悟はできていたが、「辞書としても重宝するiPhone」の項では著者がiPhone内蔵辞書で調べた単語が延々と羅列されていた(少なくとも紙幅は上手に使えていないようだ)。その情報いるか?

まだ1章の残り3分の1と2章、3章が待ち受けているのだが、この調子で続くのだろうか。恐らくTwitterとかのSNS的にはその手の「短くまとまった情報の羅列・展開」や「検索履歴などの笑いを誘う(?)要素」はウケるのだろう。そしてそれをそのまま本にしちゃった感がどうしても否めない。

エッセー本にしては内容の背後から「こういうことをする(言える)僕はすごいでしょう?」というのが透けて見えすぎるし、かといってノウハウ本としては(著者の意図通り)他の本とは一線を画しすぎる。「こういう人もいるんだな図鑑」的な立ち位置でこの本を読み進めていくのが私にとっては最良なのではないか、と思った。

鯉王

文系社会人を経ての無職。 本業は受験生、副業は無職文系。

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