2021年度第2回駿台atama+共通テスト模試(Web受験)結果・雑感

Web受験は本番の練習たり得るか?

鯉王の答えは、「厳密にはNO」である。

昨年初めてWebというかPCで受験し、S台、K塾両方のWebマーク模試を受けた。両者の昨年時点での違いなどは昨年まとめたものがあるのでそちらを参照してほしい。

atama+模試は今年は更に改良されており、昨年途中から実装された見比べ機能に加え、マークシート提出前に全マークを一覧で表示できたり、マークしたらマークした解答欄の色が変わったりなど「至れり尽くせり」であった。更に目の疲労についての注意書きもあった。

見比べ機能は正直なところありがたさ半分、使いにくさ半分といった感じであった。見比べなければならないほどの問題はそんなになかった(強いて言うなら国語と生物)し、見比べたまま問題文の方のページ(設問が載ってる方)を進めようと思ったらキーボードでのページ送りではなくマウスでの操作となるので若干不便であった。

国語なんかは問題文読み進めながら漢字とか意味とかの問題をサクッと解けたので見比べ機能はありがたかったし、紙でやるときよりも手間が省けた。マークしたら回答欄の色が変わるのも、マークミスを防ぐ上でありがたい機能だろう。最後の確認も、マークの抜け漏れの有無をチェックできて良かったと思う。

しかしこれらの機能は本番には存在しない。マークしたからといって解答欄の色は変わらないし、マークの抜け漏れの確認は自分の目でやるしかない。問題文を読みながら漢字や意味の問題を解く時はペラペラと捲りながらやるしかないのである。

鯉王はWeb模試は「本番とは別物で、単なるマーク型の模試、家から出る手間が省けるもの」だと思っている。あと無料だから受験したわけで、金を取られるならやらないだろうし、同じ金を払うなら会場受験を選ぶだろう。リスニングの機材の操作に慣れてなかったり、雰囲気を知りたい場合は会場受験もアリだと思うが、鯉王は慣れもクソもない無職文系なので無料でないなら受験しないというスタンスでいく。

死刑囚とバトルする展開のバキでなんかヤバそうな人が「リハーサルはあくまでリハーサルで、本番じゃねえ」みたいなことを言ってた記憶があるが、Webに限らず模試には割と当てはまる言葉だと思う。

模試はどう転がったって模試、本番じゃない。

鯉王

結局本番とは条件が違うし、本番はここまで至れり尽くせりではない。至れり尽くせりの環境に慣れきってしまうのはあまり得策ではない気がする。まあ「オンラインゲームみたいなやつ」くらいの認識でやるのが気楽でよいのではなかろうか。

それでもWeb模試でなるだけ解きやすくしたい時は

私もやったことはないが、恐らくiPadなどのタブレット端末に、タブレット端末専用のペンを使用するのが一番やりやすいのではないかと思われる。理由はそのまま書き込めるし、大画面で問題を見ることが出来るからである。しかしそれには課金が、まあまあな課金が必要であり、無職文系である鯉王に選択可能な選択肢ではない。

ならば模試としての性質を損なうことなく、なるだけPCでの受験を快適にする必要がある。atama+ではマークシートを常時表示状態に固定しておけるモードと、マウスポインタがマークシートのある位置にあるときのみ表示させることが出来るモードの2種類がある。チラチラとマークシートが表示されたりされなかったりすると面倒なので、私は「常時表示状態固定」→「必要な時だけショートカットキーで表示/非表示切り替え」という方針でやることにしている。これでちょっとした時間のロスは防げるかと思われる。

また、長時間画面を見続けると尋常でないくらい眼球が疲労する(年のせいかもしれない)。合間合間で休憩を挟むなり、1日に長時間受験しなくてもいいようにスケジュールを組むなりするのも手であるし、PC画面用の目薬もあるのでそれを使ってみるのも手である。

また、マウスのホイールでスクロールするなどが可能ならそれを導入してみてもいいかもしれない。計算とかリスニングのメモとかはボールペンで裏紙にするというスタイルだが、これは昨年から変更していない。

上記の対策はあくまで鯉王個人が試した結果最適だと思ったものであるので、それぞれが自分にとってやりやすいスタイルを考えて実践するのが一番手っ取り早いと思われる。鯉王のスタイルをやりやすそうだと思えばそれをそのまま取り入れてもいいし、そこから何か自分で一計を案じてもいい。ただ、これはあまりお勧めしないというものがいくつかある。菓子を食いながらやることと、アイスを食いながらやること、料理をしながらやることである。

昨年のWeb受験からの今年1月の本番を踏まえて一つ分かったことがある。Web受験の面倒くささに慣れたら本番はめちゃくちゃ快適だということである。

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文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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