今日の一言

ここで突然だが家訓の話をする。鯉王の家は大した家ではないが、何故か代を経るごとに付け加えられる家訓がある、らしい。鯉王の代になれば鯉王が「これ家訓にしてえな~!」と思うようなことを追加できるというシステムになると思われるが(家訓システムの詳細は不明)、鯉王の後の代は存在しない予定なので多分鯉王が追加した分が最後になると思われる。

そんな中でどの代で出てきた家訓なのかはわからないが、「金を出さんヤツに口を出す権利なし」というものがある。つまり、何かをしようとする人間に対して金(平たく言えば援助だ)を出すことなく口を出す他者が居たら、それは放置しておいても問題ないという感じの意味である。鯉王はそれをまあ筋が通った話だなと思い、無職生活においても、無職生活が始まる以前においても割と重視してきた。

大学生の頃に友人が何かおっぱじめると言った際には、私が金を出すわけでもなし、好きにやりなよと言った覚えがあるし、私にできる範囲でなんか手伝うことがあったら手伝うぜという感じでやっていた。高校時代もまあなんかそんな感じである。

私自身に関しても特に進路についてああしろこうしろと言われたこともない。理由は簡単で、大学進学費用は私か、私の親か、私が申請する奨学金・授業料免除等を給付する組織・団体が負担していたためである。親に関しても「健康で、留年せず、犯罪とかおかさなかったらどの大学に進んでもいいよ(ただし私学は困る)」くらいしか言われたことが無く、奨学金団体や授業料免除を行う組織(この場合は大学になる)にしても、「健康で、留年とかせず、学業成績優秀ならOK」という感じだったので、金を出してもらった分その辺はきっちりしておこうという感じで生活していた。そういう訳で高校の進路指導の教師の話や私が選んだ選択肢についてとやかく言う親戚の話などは一切聞いていない。何故なら私の大学進学費用を負担してくれるわけではないからである。まさしく「金を出さんヤツに口を出す権利なし」というわけである。

そりゃまあ友人が「ちょっとテロでも起こすわwww」とかって言いだしたら「いやそれは私金出してないけどやめておいた方がええんでは?(被害甚大だろうし)」と口を出すかもしれないが、幸いなことに今まで急にテロを起こそうとする友人にエンカウントしたことはない。家訓の適用範囲も法律とかその辺の兼ね合いを考えて用法容量を守って適切に運用しましょうというやつだろう。

まあそんなわけで本ブログのレンタルサーバー代、ドメイン代、その他雑費の負担者が私である限り、本ブログの運営は私の裁量の範囲内で法律に違反することなく自由にやっていくつもりである。明日からいきなり「背景全部ショッキングピンクにして、文字をライムグリーンにしまーす」とかって言っても特に問題ないわけである。半端なく読みにくいとは思われるが。

無職生活においても、私の生活費や受験費用は私が賄っているので全て私の裁量で、法律に違反したりとかすることなく人畜無害な無職文系生活を送っていくことになる。これが親兄弟親類縁者から金を出されていたら話はまた変わってくるだろうが、私の生活を保障するのは他ならぬ私であり、生活を自力で保障出来得る限り特に他人にとやかく言われる筋合いはないはずである。特に何かしらの法律を違反したわけでもない。

逆に考えると、「金を出す人間には口を出す権利がある(ただその「口」を私が聞くかどうかはまた別の話である)」とも言えるのではなかろうか。とはいえ私が「それならめっちゃ口出されてもええわ」と思えるほどの金額となると、それなりに必要な気もする。5000兆円欲しい。

昨日の中高生向け自己啓発本に通づる何かがあるかもしれないが、基本的に世の中の人間の7割が「金も出さんのに口ばっかり出す人間」で、残りの2割9分が「金を出して口を出す人間」、そして最後の1分に「金を出すけど口は出さない人間」が来ると私は思っている。インターネッツの世界ならまたその割合も変わってくるかもしれないが、概ねこんな感じの比率とみて間違いはないだろう。金も出さんのに口ばっかり出す人間とは得てして暇人なもので(自分の人生が忙しかった場合、他人の人生に口を出している暇なんかないものである)、無職文系貧乏暇なしな鯉王としては「暇でええな!!」と思わなくもない。

ただ鯉王ならば、もし自分の人生が暇になったとしたら、多分他人の人生に口を出す暇があれば無人島を有人島にしようとしたりすると思われる(具体的には無人島に行って私が入島した瞬間に定義的には有人島になってしまうみたいなアホなことを考えて一日過ごすなど)。その理論で行くならば、高校生・大学生の頃の鯉王は「金を出すけどあんまり口を出さない人間」に運よくエンカウントできたのでよかったなという話である。これが若い頃から7割の側の人間にエンカウントしていたら人生ハードモードどころではなかった。人生ベリーハードモード極みたいな感じだったろう。

話は変わるが、最近毎日15分マガポケというアプリで『ザ・ファブル』を読んでいる。

『ダイヤのA actⅡ』は最新話まで追いついちまったし、『バトルスタディーズ』は一話一話を読み進めるハードルが高くなってしまったためである(取り敢えず春季大会兵安戦までは読んだ)。

ざっくり粗筋を言うと、「最強の殺し屋が一年間『フツーの人』として見知らぬ街で生活することになったが、色々な騒動とかに巻き込まれたりなんだりする」という感じである。日常生活パートと騒動パートが交互にやってきて、しかもそれらが絶妙に関連していたりするので読んでいて飽きない。そして出てくる人間も全員キャラが濃い。

この7月から第二部が始まるらしく、資金的に余裕があれば第一部を全巻揃えたいほどである。

【次ページはネタバレとなります】

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文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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