無職341日目

朝から歯医者に行くため電車に揺られる。

大学は春休みだからか、閑散としていた。

途中雨がぱらついていたが、傘を差すほどではない。

歯医者に向かうと、担当の先生が体調不良らしく、別の方に診てもらうことになった。

歯医者で診てもらう時に、時たま心の声を可視化してくれると嬉しいと思う時がある。私だけかもしれないが。

「そこまだ微妙に麻酔効いてないっすわー!」とか「口の端に器具が当たって痛い」とかまあそんな感じである。

朝から大したものを食べずに歯医者で診てもらい、終わったのが午前11時過ぎ。「2〜3時間は飲食を控えてください」という無慈悲な通達(いやまあ控えないといけないのはわかってるんだけど)。

図書館にぶらりと立ち寄ってからバスに乗り、電車に揺られて都会にたどり着く。

都会での用事が特に有るというわけではないのだが、取り置きを希望していた雑誌が届いているらしいのでそれの受け取りと、ついでに本類のチェック、あと物をスッキリまとめる「ほぼ日のひきだしポーチ」というものがあるらしいので、それの購入を考えて空腹のまま都会の曇天の下を歩く。

ほぼ日手帳 ちいさいひきだしポーチ

まずはLOFTに向かう。やはり都会のLOFTは品揃えが違うななどと考えつつちいさいひきだしポーチを確保。春休みだからか、卒業式が終わったからか。街には高校生らしき人や袴姿の若者が溢れていた。ひきだしポーチには男女問わず使えるデザインが多いので嬉しい。

そろそろ2時間くらい経っただろう、麻酔も切れてきたため、空腹に耐え切れないというのもあるが複合商業施設に入る。蕎麦か飯かを食いたいと思っていたので南国風な店に入り、減量中であるため蒸し鶏メインの料理とジンジャーエールを頼んだ。

自分は1人で飯を食いに行ったりカラオケをしたりイベントに参加したり(イベント内容による)するのに特に抵抗ない人物である。周りを見渡すと店の中は大抵二人組だった。右隣は男女の組み合わせ(でも恐らく付き合っていないだろう)、左隣は女性の2人組だった。

だが会話内容はどっちも似たようなもんである。凡そ恋愛だとか人間関係だとかInstagramだとか人の噂の話で、いやあ若いなあと思ったり。というよりもっと実のある話があるだろう。

しかし逆に若者の好きそうな店で『方法序説』とか『純粋理性批判』について語る若者2人組がいたらちょっと気になる。出来れば友達になりたい。

それはさておき料理を味わう。南国風の味付けの蒸し鶏はさっぱりしており、フライドオニオンの乗ったご飯に合う味付けだった。ジンジャーエールも料理に合う……が、先程詰めてもらった歯の詰め物のツメが甘いのか、隙間があるようでそこから水分が歯の中に浸透し、神経に滲みる!!

というので死にそうだったが総じて美味だった。

店を出て書店に向かう。大型書店は何といっても書棚が広いのがいい。様々なジャンルの本棚をぶらつきつつ気になる本は立ち読みし、ネットで買うため検索して履歴に残しておく。

そう、最近ネットを駆使するようになったため、書店で滅多に本を買わなくなった。時たま書店でないと置いてない本を買うために立ち寄るくらいで。

それはそれで寂しいことだが、ネットのポイント還元率の高さには勝てぬものがある、特に無職のこの身には。まあいずれネットのポイント還元率よりも遥かに還元かつ割引のある大学生協の本屋で買うことになるのだ、あと1年足らずの辛抱だ。

雑誌を手に入れ本屋をうろつき終え、特にやることもないため帰路につくことにした。本屋を出ると風が恐ろしく強く吹いていた。

帰りの電車では微妙に立っている必要があったが、都市部を過ぎると座れるようになるため足のストレッチをしながら立っていることにした。にしても妙に暑い。

座ってからは行きから読んでいた本の続きを読むことにした。読み終えたら内容を整理して売ろうと思う。

家に着く頃にはヘロヘロになっていたが、それこそが減量や日々の生活での健康維持的には良いのだろう。

鯉王

文系社会人を経ての無職。 本業は受験生、副業は無職文系。

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