運転免許証を持ってはいるが、車の運転が恐ろしく不得手であると教習中に悟って以来車を運転していないため、主な移動手段は徒歩か公共交通機関か自転車である。

今日は夕方以降雨らしいので、自転車で歯医者に行くことにした。

1度目の大学時代、徒歩で1時間近くかけて歯医者のあるキャンパスに行っていた。自転車を持っていなかったし、バス代をケチるためでもあった。

それが自転車だと20分足らずで行けるのである。すげえ。

引越しに伴う手続きを郵便局で済ませ、歯医者に向かう。

歯医者の予約が12時からだったのだが、この先生はいつ休んでいるのだろうかと心配になった。

歯医者を終え、再び曇天の中自転車を漕いでターミナル駅へと向かう。ここは商業施設などが多数揃っており、非常に利便性の高い場所なのである。

どうしてもこの場所でしか手に入らないものを探して購入するとそれはそれは荷物が増えるわけで、またもや同じ過ちを犯してしまった。今度は重いのではなく嵩張る。

持ってきていた長袖の服を着て荷物をどうにかこうにか鞄に押し込み、駐輪場へと向かう。

帰路に向けて自転車を漕ぎだした時には雨が降り始めていた。

通り雨で暫くしたら止むだろうと思っていたが、地面が白くなるほど雨が強まってきた。木陰で雨宿りした際に天気を確認したが、そこまで強い雨にはなっていない。その際家族から連絡してくれという連絡があったため連絡したところ、割とどうでもよい案件で、なおかつ何故私に言いにくる的な案件だった。しかも逆ギレされるという。

こういうのを避けるために私財を擲って一人暮らしをしたのにこれじゃ意味なくね?と思いつつもしっかりハンドルを握って前を見る。悪天候と心理状態の悪さは事故の元。悪天候は避けようがないが、心理状態は自力でどうにかできる所はどうにかする。

全力で雨に降られまくり、這々の体で帰宅した。2度目の財布水没である。

しかしそこはmont-bellの財布、被害は最小限だった。まあ元々紙製のカードを入れていなかったからかもしれないが。

取り敢えず雨に濡れて寒いためシャワーを浴びる。浴び終えてほぼ全裸状態の時にインターホンが鳴る。慌てて着替えて出ると、宅急便だった。空を見上げると雨は止んでいた。

雨に降られる率の高い人間ではあるが、今日ほど「これはないだろ」と思った日もない。

文系社会人を経ての無職。からの学生。 本業は医学生、副業は無職文系。

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